2022年7月 利尻島2日目
今日は雨の予報だった。が、早朝、青空と利尻富士。あれ、でも雨が降ってる。そのうち曇ってきて、真っ白になったと思ったら、逆に雨は止んでいた。不思議!
7時から朝ごはん。太いホッケの煮物。
天気予報はとりあえず、今日は雨から曇りへ変わった。ともかく、昨日に引き続き、島を一周する。海辺のコンブ干し場にリシリヒナゲシモドキが咲いている。10年ほど前、登山のために来た時は、あれこんな所にリシリヒナゲシが咲いてると喜んだのも束の間、モドキだと分かったのだ。
利尻島郷土資料館へ。かつての鬼脇村役場の建物だが、お洒落な洋館。トドの剥製がお出迎え。ニシン漁盛んなりし頃のジオラマなど。裏へ出ると高山植物があれこれ植えてあった。
昨日はパスした南浜湿原をさらりと回る。カキツバタ、ツルコケモモ、ワタスゲなどが見られた。
郷土資料館近くのガソリンスタンドで満タン給油。レンタカーはガソリン代込みだが、そこが指定スタンドで通りかかったら給油して下さいねと言われていた。さらに南下し、仙法師を過ぎ、北上し始めると、昨日見落とした霊峰湧水。冷たい水が美味しい。
沓形の温泉が13時からオープンだったので、時間調整。ウニ種苗生産施設を見学。人工授精、採卵、幼生飼育、放流へ。へえー、そういうことになっているのか。
さて、お昼にしよう。昨年は人気行列店でラーメンを食べたが、ライダー達がたくさん並んでおり、とてもそこに加わる気にはなれず、その近くのスープカレーの店へ。僕は野菜カレーの海老スープで小ライス、カミさんはチキンレッグカレーのノーマルスープで小ライス、どちらも1カラ。1でも十分辛い。いい出汁が出ていて、野菜も美味しかった。食後のラッシーもヨーグルトが濃くて美味。
まだ時間があるので、鴛泊のくみあいストアまでお土産を買いに。
さあ、やっと温泉だ。利尻ふれあい温泉。去年も入って好印象が残っている。宿の温泉は無色透明でツルツルするいわゆる美人の湯系だが、こちらは茶褐色の見るからに効きそうな温泉。しかも源泉を加熱していないぬる湯の浴槽があるのだ。露天風呂へ出れば海が目の前だし。
たっぷりお湯を楽しませてもらった。
そろそろ返却時間なので、宿へ戻り、レンタカーを返す。ひとりですぐ裏にある高山植物園へ。ここは出入り自由の見学無料。シロバナのコマクサ、アッツ桜などを。
明日は帰る日。利尻島で買った土産は結構たくさんある。がんばってパッキングしないと。
今回、いま泊まっているレラモシリは、最初は1泊しか予約できず、キャンセル待ちをして、押さえに昨年世話になったゲストハウスうみねこを予約していた。結果的には1週間前に2泊できることになり、うみねこはキャンセルさせてもらった。そのお詫びと近況報告がてら、港に面して立つうみねこまで出向いた。奥さんが待っていてくれて、少しおしゃべりした。昨年も宿にいた若い女性、彼女はペシ岬でブロッケン現象を見たと話してくれた人だが、覚えてくれていてご挨拶。
レラモシリに戻り、17時半過ぎ、予約しておいた居酒屋、力丸へ。昨年もここで食事をして美味しかったので、2泊目はレラモシリの夕食をパスした。
まずは、生ビール。刺身はホッキ、ナマコ酢の物、イカごろ焼き。
冷酒に切り替え、目の前のネタケースのトマトが美味しそうなので、メニューになかったけど注文。それからギス子。
店内めちゃくちゃ混み合ってきて、ご夫婦2人だから大変そう。が、2人ともめちゃくちゃ手際がいい。キムチと串カツをもらい、焼酎水割り。〆は焼きおにぎり。これが旨かった。カミさんは小声で、昨夜のウニ釜飯より美味しいかも、と。大将とあまり話ができなかったのが少々心残り、彼も忙しくて申し訳ないと見送ってくれた。
店を出ると、さすがに黄昏ていた。昨年は幻日を見たのだった。
宿の温泉に入り、風呂上がりの缶サングリアを飲って、バタンキュー。
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