2020年7月 福島から浄土平を経て幕川温泉へ
幕川温泉水戸屋旅館の川沿いの露天風呂。源泉掛け流しの白濁したお湯は、熱すぎず、肌当たりが柔らかで、とても気持ちの良い湯だった。
福島市の住宅街にある、そば処Q.庵。名前の由来を訊ねたが、教えてもらえなかった。
名物十割蕎麦。香り、味わい、ともに上々。カミさんが頼んだ天ざるの、オクラの天ぷらをもらって食べたが、甘くてめっちゃ旨かった。
こちらは蕎麦がき。熱い汁に3個入っていた。もちっと蕎麦の風味たっぷりで、こちらも上々の味。
福島市内の古関裕而記念館。不思議な建物だった。隣には、ふくしん夢の音楽堂という音楽ホールが立っている。
古関裕而の胸像。資料展示は2階。多くのレコードや、ジャンル別作曲一覧、年表など。年表を見たら、朝ドラはかなり事実に基づいていたことが分かった。
古関裕而が長年愛用していたというハモンドオルガン。見るからに高そうだった。
磐梯吾妻スカイラインを走っていくと、途中から視界が真っ白になり、繰り返すヘアピンカーブを慎重に登っていった。標高が上がると、霧が晴れ、雨も上がった。火山性ガス注意の立て看板。やがて浄土平ビジターセンターの駐車場。一切経山の山腹には煙が上がる。
木道の遊歩道を歩いて、浄土平湿原を一回りした。マルバシモツケがあちらこちらに咲いている。
ワタスゲも一面に広がっていた。
こちらはイソツツジ。
駐車場から吾妻小富士へ登っていく人たちもいた。
浄土平は湿原といっても乾燥が進んでいる。所々、湿っぽい場所にはモウセンゴケがびっしり生えていた。
湿原らしい風景も、所々には残っている。
白っぽい花が多い中で、鮮やかな黄色を見せてくれるニガナ。
もう一度、マルバシモツケ。
木道の板の隙間から、立派なキノコが顔を出していた。
この日のお宿は、幕川温泉水戸屋旅館。すぐ隣にも吉倉屋旅館が立っていて、両方共に日本秘湯を守る会の会員宿。
水戸屋旅館の夕食は、山の幸を中心にした素朴な料理が並んだ。
サービスで出してくれた、福島の地酒利き酒セット。花泉、栄川、大七の3種。大七が一番好みだったので、この後、大七の冷酒を1本注文した。
宿の2階にある展望露天風呂。この日、他には泊まり客はおらず、日帰り入浴時間が終わった後は、翌朝まですべてのお風呂は独り占めすることができた。贅沢なり。
翌朝、早い時間は太陽が出て青空も見えた。河原の露天風呂も前日とは違って明るい雰囲気。
こちらは大浴場の露天風呂。河原の露天風呂や内湯とは源泉が違うようで、湯の花がたくさん沈んでいた。
野菜たっぷりの朝食。さすが米所、ご飯が美味しい。
猪苗代湖へ磐梯吾妻スカイラインを下っていくと、昨日は見えなかった磐梯山がくっきり見えた。