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2021年6月 串間から都井岬、飫肥へ

さて、くしま温泉いこいの里、が今宵のお宿。

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こちらは、宿と温泉、食堂、地元役場の支所まで同居してる大型施設。まだ早かったので、近くを散歩。天気予報では今日はくもりのはずが、1日中、よく晴れてくれた。明日の予報は雨なので歩くならいまのうち。昔の武家屋敷のようなお宅が連なっている。

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植木の刈り込み方が特徴的。知覧でも同じような植木を見たような気がする。生け垣にアゲハチョウ。

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周りの田んぼは、なんともう稲穂が垂れ始めている。夏にすでに売られる新米があるが、きっとこういう地域の米なんだな。

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宿の部屋は2階の和室。布団が敷かれた部屋とリビングルームがあり、ミニキッチンも付いていた。

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宿に戻って、温泉へ。昨夜と同じく、こちらも炭酸水素泉。美人の湯。大いに賑わっている。たぶん昔は露天風呂もあったのだろうが、今は内湯のみ。打たせ湯も泡風呂も痕跡のみ。その代わり、入浴料は400円(もちろん宿泊客は無料)と安い。ここもお湯はいいねえ。風呂上がりには部屋でロング缶。プッハー。今日は結局、昼飯時に食堂などまったく見当たらない場所ばかりだったので、食いはぐれていた。ビールが染みる。

今夜の食事は、食堂で名物のブリしゃぶをメインした黒潮御膳を予約済み。珍しく日本酒があったので注文すると、なんと焼酎メーカーの雲海酒造が造った酒、初御代。まあお味はなんとも。チェイサーには瓶ビール。

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周りのテーブルでは、風呂上がりの食事を楽しむ地元の方々。ブリ丼など手軽なメニューも多そう。こちらは、まずは前菜。

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そして、揚げたての天ぷら。カレー塩で。

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煮物が来て、いよいよメインのブリしゃぶ。宮崎県はブリの養殖の本場。あっさりしゃぶしゃぶでいただく。野菜も美味しい。地元の松露をお湯割りで。

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ご飯は、名物のレタス巻き、汁ははまぐり汁。デザートはリンゴのスイーツ。部屋でもうひと吞みしようと思っていたが、寝落ちしていた。

夜中は激しい雨だった。明け方もざあざあ音が聞こえた。お風呂は6時半から、日帰りの人は7時からなので30分はゆっくりお湯に浸かることができる。男女の風呂が入れ替わり。今朝はメダカ浴。

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案の定、他に誰もいない。ゆっくり、ヌルヌルのお湯を楽しんだ。

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朝食は食堂でひとり。お酒を飲みたくなるようなお膳。

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2杯分は詰め込まれたご飯も完食して、ごちそうさん。部屋の窓の外にはモミジ。

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あら、雨が上がった。

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宿の売店で、最高の煮干しという銀タレや、お買い得のマンゴー、お菓子などを土産に買い求めた。雨だと、あちこち回るのも鬱陶しいなと思っていたが、薄日まで差してきた。いざ、都井岬へ。10年ほど前に一度来たことがある。手前のゲートで、女性係員が「働いてる人かと思って、思わず行ってらっしゃいと手を振りかけた」と笑いながら、通行料400円を徴収。野生馬がいるため制限時速30㎞。おお、御崎馬が道路脇にいる。車をまったく気にしてない。

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先端の燈台まで。珍しい登ることができる燈台だが、前に登ってるのでパス。

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日南方面にかけての海岸線が見える。

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公衆トイレの入り口に、馬に対する注意書き。

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ゆっくり車を走らせていると、生まれたばかりかな、子馬がいた。

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現在、119頭が都井岬で暮らしているそうだ。

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広々した丘の上にもいたぞ。

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道路脇にはハマユウの花。

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都井岬を後に、海岸線を北上。恋ヶ浦は有名なサーフポイントらしい。確かにこの浜だけは、適度な波が立っている。海から上がっているサーファーを見ると、若者ではなくそれなりに年を取った人が多かった。

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猿が住む幸島を右手に見つつ、日南市へ。油津へも10年前に立ち寄っている。赤レンガ館に車を駐め、周辺を見て回る。

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内陸へ少し入ると、城下町飫肥。ここへも来ているが、その時は四半的にも挑戦した。今回はパス。

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お城前の小村寿太郎の記念館へ立ち寄る。立派な門構え。ただし、生家はこちらではない。

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記念館にもお城にも、県内の小中学生達がたくさん社会見学に来ている。

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飫肥城の立派な石垣。

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ユリの花が咲いていた。

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だだっ広い本丸跡は松林。大きな石は何だろう? 何かの礎石?

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城の周囲は今も武家屋敷の佇まいがよく残っている。もちろん格の高い武士達の屋敷だったのであろう。薩摩領内の武家屋敷跡は、知覧といい、甑島といい、どことなく雰囲気が似ている。

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さあ、少し早いけど宮崎空港へ向かおう。車を発車させた途端、雨が落ちてきた。よかった。ぎりぎりセーフ。結局、旅の間、一度も折り畳み傘を開くことはなかった。目の前のトラックは木材運搬中。宮崎県は飫肥杉をはじめ、今も林業が盛ん。今日もあちこちで、山と積まれた材木を見かけた。

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宮崎空港では、前にも利用したことがある郷土料理の店で時間調整をしようと思っていたのに、開店前だった。残念。何でもあるレストランで、生ビールと鶏の炭火焼きと冷や奴。遅めの昼メシとする。

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帰りの機内では、往路と同じく、最近手に入れたAmazonのタブレット、Fire HD8で映画鑑賞。あっという間に成田に帰り着いた。

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