2024年9月 久しぶりに岐阜へ、3つの温泉宿
母親を柏の自宅に引き取ってから、故郷の岐阜へ行く機会はめっきり減った。その母も亡くなって8年。岐阜には妹一家が暮らしているが、いろいろ事情があり、没交渉になっていた。
今年の正月、久しぶりに連絡してみたら、姪っ子が結婚して間もなく出産という。それを機にメッセージをやりとりするようになり、秋にアユを食べに来いという話になった。我が家にしては珍しく車でロングドライブすることにした。
せっかくなので、両親の永代供養を託した名古屋の東別院に寄ってお詣り。
近所のイタリアンレストランでパスタランチ。この日、名古屋の最高気温は37.5℃。歩くだけでバテる。東山動物園にでも行こうかと思っていたが、さっさと岐阜へ移動する。目指すは金華山山麓の岐阜公園。
岐阜市歴史博物館を一巡り。縄文時代の展示が薄いのがイマイチ。でも、冷房がありがたい。
今夜の宿はすぐ近く。長良川温泉、ホテルパーク。昔は、みなと館という名前だった。長良川温泉に泊まるのは生まれて初めて。長良橋あたりには、子供の頃から川で泳ぎに来たり、花火を観に来たり、お城や動物園もあった岐阜公園に遊びに来たりはしたが、泊まる用事はなかった。
温泉には露天風呂もあって、まさに長良川を見下ろす位置。振り返れば、岐阜城も見えた。まだ暑さが残っているが、風が気持ちイイ。
風呂上がりのビールを飲みながら、大相撲をテレビ観戦。柏出身2名は今場所は成績振るわず。18時から夕食。
部屋へ戻り、20時過ぎ、窓の外、川面が賑やかになってきた。部屋からは少し遠いのだが、遮るものは何もなく、望遠レンズでは鵜匠の様子や水面にアタマを出す鵜の様子も捉えることができた。
鵜飼が終わってから、ひとりで柳ヶ瀬へ出かけた。ワンダフルワールドという店で、友人らと待ち合わせてる。小学校時代の同級生2名、高校時代の同級生2名。懐かしい顔。驚くほど痩せていたり、逆に腹が出っ張ったり。ま、それでもお互い元気で何より。カラオケ歌ったりして楽しんだ。
宿に戻ったのは日付が変わる直前。
翌朝、早起きして朝風呂へ。
9時前にチェックアウト。
まずは妹一家の自宅に寄る。姪っ子の旦那さんとは初対面。もちろん赤ちゃんとも。泣かずにいい子でいるねえ。かわいい。今日は飛騨小坂の妹たちが懇意にしている民泊施設へ向かう。その前に道の駅へ立ち寄り。
山の中を走り、飛騨川沿いに出て、下呂温泉街の先、フェローというイタリアンレストランでランチ。2日連続でイタリアンか、ま、いいか。
さらに北上して、飛騨小坂。はなもも、という道の駅の向かいが山道(さんどう)という民泊施設。1軒家。ぼくとカミさんは夕食が終わったら、この先にある湯屋温泉ニコニコ荘という宿に泊まる。とりあえず、チェックイン可能になったら、車で向かって荷物を部屋に置いてくる。甥っ子が一緒に車で走ってくれた。5分ほどの距離。
今夜の食事は、炭火で焼く上等な飛騨牛と、宿のオーナー夫妻が自ら釣ってくる天然アユをメインにあれこれ。
で、この日、一番美味しかったのは、アユの身をほぐして炊き込んだアユ飯。こりゃ、簗場のアユ雑炊より旨いわ。食べ過ぎた。赤ちゃんはぐずることもなく、19時ごろ、定刻だというが、おとなしく寝てくれた。
21時頃、これから岐阜へ帰る甥っ子の車に乗せてもらって、ニコニコ荘へ。ここの温泉は炭酸泉。気持ちの良いお湯。
翌朝、ふたたび温泉へ。
朝食はビュッフェではなく、セットメニュー。
今日は長野県へ出て、八ヶ岳山麓の唐沢鉱泉へ向かう。3連休中日のため混雑が想定されるので、どこへも寄らずに直行予定。天気予報は下り坂。すでに朝から雨が降っている。
お天気さえ良ければ、鈴蘭峠を越えて、御嶽山を眺めてから飯田線沿いに行きたかったのだが、時折激しい雨が降る状況では、宿の方に訊いても、高山経由の方が安心と言うので、安全ルートで。
高山を越して、平湯までは快適ルート。平湯から中部縦貫道で安房トンネル越え。その先、上高地へ向かう乗用車や大型バスが大量に対向車線を走ってくる。狭いトンネルの中、大型バスは黄色いセンターラインをはみ出し気味に走ってくる。雨も激しく降ってるし、怖いこと、怖いこと。新島々あたりまで下ってきて、やっと一安心。蕎麦屋でランチタイム。とく兵衛という小さな店で、入店したときは先客が2組ほどのみ。が、ぼくらが入った後、続々と車がやってきてあっというまに満席。
その先は、長野自動車道、中央道を経て、諏訪IC。茅野から八ヶ岳西麓へ。途中、見覚えがある場所。尖石縄文考古館じゃないですか。黒耀石ツアーに山仲間たちと来た所だ。その先には三井の森という別荘地が延々続く。別荘地を抜けると、道路は未舗装路の山道。ぐいぐい高度をあげていく。雨で、というかガスで視界はよくない。道もでこぼこが激しく、スピード控えめに。やがて、唐沢鉱泉の看板。雨にもかかわらず、山登りをしてる人もいるようで、登山者用の駐車場に車が何台か駐まっている。天狗岳登山口なのだ。
宿は立派な山荘風の建物。気温はぐっと下がった。20℃を下回ってるほど。涼しい。
部屋は3階の角部屋。ベランダもあり、その向こうには森が広がっている。お天気が良ければ最高なんだけどな。wifiは部屋では入らず。談話室に行かないと繋がらない。布団はセルフ方式。毛布も使って下さいねと言われた。夜は冷えるんだね。
早速、温泉へ。ここも炭酸泉の冷鉱泉。大きい浴槽と小さい浴槽があり、真ん中に冷たい源泉が溢れている。大きい方がぬる湯。いいねえ、大好きな湯温。いつまでも入っていられる。奥に打たせ湯みたいなのがあって、行ってみたら冷たい。源泉だね、きっと。とても打たれる気にはなれず、再びぬる湯に浸かる。
部屋に一応テレビはある。大相撲は千秋楽だが、すでに昨日、大の里が優勝を決めてしまったのでつまらん。夕食は食堂で。お客はけっこう多い。食事中に宿のスタッフがテーブルごとに回って、翌日の予定を確認していた。山へ登る人も多いからだろう。
食後、一服してからまた温泉へ。
風呂から上がって、大河ドラマを観てから寝た。
翌朝、いつものように早起きすると、快晴。遠くの山も見える。朝風呂へ。気持ちイイ! ぬる湯サイコー。
宿の裏手にはヒカリゴケがあるそうなので、出る前に行ってみた。
さあ、後は帰るだけ。連休最終日、もたもたしてると渋滞につかまってしまう。
中央道に乗る前に、ツルヤに寄ってお買い物。ここはオリジナル商品がたくさんあって楽しい。ジャムやらあれこれ買い込んだ。
中央道は、途中で事故渋滞があって、思い通りにはいかなかったが、なんとか16時半過ぎには帰宅できたので、よしとしよう。
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