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2023年5月 礼文島・秘密の花園

ご縁があって、礼文島で、とある方の個人宅のお庭を見せてもらうことが出来た。塀で囲われたお庭の中は、貴重な花の宝庫。何年も前から、ここ礼文島や早池峰山で探し続けてきた幻の花に、この秘密の花園でやっと対面出来たのだ。感慨も一入なり。

タカネグンバイ。
タカネグンバイ。
チョウノスケソウ。終わりかけだった。
スズランは普通の白い花の他に、ピンク色の花も咲いていた。
ウルップソウ。
ミヤマオダマキは青花の他に白い花もたくさん。
ノビネチドリ。
アマナスミレ。
キジムシロ。
レブンキンバイ、と思って撮影したが、葉っぱを見ると違うなあ。
こっちはレブンキンバイで間違いないのではないかと思うが。
イワベンケイ。
えー、もうレブンウスユキソウが咲いている。
レブンウスユキソウ。昨年は7月に群生地でたくさん見た。

さて、お目当ての花はこちら。トチナイソウ。サクラソウの仲間。絶滅危惧種。昔は礼文島内で自生する花を見ることも出来たようだが、現在はほとんど不可能。他には北海道の一部の山、そして早池峰山にしか自生しない。早池峰山もトライしたが、花期が違ったのか見られず。今回、初めて謁見することができた。感動!

なるほどサクラソウの仲間だ。茎にも葉にも産毛がいっぱい。
これから咲きそうな蕾もいっぱい。
思っていたとおり、丈は4~5㎝。小さな花だ。
山の中で本当は出会いたかった。
昔はこの鉢一面にびっしり生えていたそうだが、なぜか少なくなってしまったそうだ。
2つの植木鉢にトチナイソウが植えられていた。かぶりつきで。撮影:斎藤潤。

いやあ、本当にありがとうございました。貴重な花を見せていただくことが出来て、胸がいっぱいになりました。

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