2023年5月 鳩間島再訪
昨年11月に初めて鳩間島を訪れた。石垣島から鳩間島行きの船はあらかじめ聞いていた通り欠航し、西表島の大原まで船で、さらにバスで上原まで行って1泊し、翌日、小さな郵便船に乗って、ようやく辿り着いた。2泊するつもりが結局1泊しかできず、いずれリベンジをと思っていた。
で、今回はぜひ連泊をと意気込んで成田からピーチに乗り込んだ。
空港から離島ターミナル行きのバスにスムーズに接続。
八重山観光の窓口で、15時20分発の鳩間島行き乗船券を往復で購入。時間はたっぷりある。昼メシでも食べるとするか。前にコーヒーを飲みに入ったことがある海坊主へ。
まだ時間はあるので図書館へ。
図書館で地元の各種雑誌や沖縄本あれこれ読んでから、酒屋で鳩間島滞在中に飲むビールを買い求め、ターミナルへ戻った。暑いねえ、こっちは。内地も今日は暑いそうだが。
石垣の港を出て45分、あっけなく鳩間島に着いてしまった。桟橋に出迎えてくれた宿主さんに思わず、こんなに簡単に来られてしまってはなんだか物足りない、とこぼしてしまった。
愛犬トラを散歩させてくるから、勝手に部屋に入っていて、他に泊り客は誰もいないから、と言われた。
荷物を置いて、山の上の灯台まで散歩。
宿に戻ると、さあ、お楽しみの縁側タイム。これをしたくて再訪しているのだ。その前にシャワーを浴びてこなくちゃ。
いやあ、サイコー、ですわ。2本も呑んじゃった。
19時過ぎ、夕食。宿主さんの料理が旨いんだ。泡盛が進む。
宿主はこの家で生まれた女性だが、幼いときに沖縄本島へ移り、さらに東京で育った。宿を仕切っていたお祖父さんが宿の仕事をできなくなって、鳩間島に戻ってきた。島の小中学校には内地から留学してくる子供が大勢いて、今は寮住まいだが、寮ができる前は子供らを預かってもいた。学校の先生は2年サイクルぐらいで次々に変わる。新任の先生たちは島のことを教えてもらいに、こちらへ足繁く通う。
先ほど浜で解体しようとしていたヤギは6月末に何年ぶりかで行われる大運動会のためのものとのこと。解体後、数週間冷凍保存することにより、寄生虫などの危険を除外するのだそうな。その運動会に向けて、先生や生徒たちにエイサーを教えたりするのも宿主さんの仕事。夕食前にも先生が何やら相談事に来ていたし、夕食を始めてからは男の人が話をしにやってきた。島中の人たちに頼られているようなのだ。
さて、寝るとするかな。