2022年5月 宮古諸島2 宮古島
来間島から橋を渡って、宮古島へ。すぐに、ツヌジ御嶽こと下地神社がある。昭和53年に老朽化した社を建て直したという実に立派なお社だった。
沖縄製糖の工場脇に史跡、池田矼(いけだばし)が残っている。今から200年前に造られたという。
近くの宮古特有の巨石墓、ミャーツ墓へ。
工芸センターへ立ち寄り、その後、本土復帰50周年関連パネル展開催中の宮古島市総合博物館へ向かった。肝心のパネル展は拍子抜け、がっかりだったが、拾いものがあった。宮古島で初公開、ベニエリルリゴキブリという宮古島にしか棲息しない希少種のゴキブリを展示していたのだ。これは美しい。2021年6月に新種として発見され、7月に緊急指定種に指定されたそうだ。捕獲、採取、販売などが厳しく禁止されるとのこと。
その後、いったん来間島に戻り、お昼を済ませて、再び宮古島へ。
街路樹のフクギが花盛り。
宮古島の南西部、海から細い入り江が深く入り込む入江湾の展望台。
入江湾の脇には、クバカ城跡。宮古馬が中にいることもあるようで、期待したがいなかった。
お天気もいいので、そのまま海沿いを東へ走る。シギラリゾートの先、イムガーマリンガーデン。ガーデンと言っても、入場料を取られる庭園ではない。ただ岩場に遊歩道があるだけの場所。
さらに東の端、東平安名崎まで走った。駐車場に車は10台ほど。
さて、今夜のお宿へ向かおう。3年ぶり、3度目の津嘉山荘。若旦那が出てきた。部屋は青の部屋。3年前は隣の部屋だった。こっちも広い。4ベッド。浴室にはバスタブもある。トイレはシャワートイレ。大きなテレビの横に熱帯魚の水槽。革張りのソファ、冷蔵庫。もちろんエアコン付き。今回は1泊目と3泊目が3000円台の安宿。ここは2食付きで7500円。内容を考えれば、十分に安いと思う。
さて、近所を散歩。サニツ浜方面へ。あれ、カフェやレストラン、ゲストハウスなど新しいモノがたくさん周辺にできている。へええ。
さて、お待ちかねの夕食。今夜は他にお客はいない。というか、GW中もお客さんは少なかったみたい。どうしたんだろう、あれほど繁盛していた宿なのに。相変わらず、野菜中心のお料理は美味しい。金時草の白和えも定番、名物のラフテーも健在なり。ビールの後、泡盛をいただく。食事中に、千代さんが外出から戻ってこられた。80歳とは見えない、お洒落で元気そう。ぼくと誕生日が同じなんだよね。
部屋に戻って、テレビを観ながらハイボール缶を吞んでいたら、知らずに寝落ちしていた。
翌朝も、事前の予報では雨のはずが、降っていない。それでは、と散策に出た。
さあ、朝ご飯。毎回、車の運転さえなかったら、朝からビールを吞みたいと思う。おお、なんと大好物のスイカがあったよ!
チェックアウトして、与那覇湾の反対側へ。久松漁港へ行くと、クレーンでつり上げた鯉のぼり。やるねえ。
漁港脇の公園からは、美しい海の景色。
漁港からすぐの所に、久松五勇士のモニュメント。日露戦争の時、バルチック艦隊が東シナ海を北上するのを通信施設があった石垣島まで伝えようと小さな木舟で漕いで行った5人の若者を顕彰する碑。
天気が良すぎるので、ビーチ視察。砂山ビーチへ。途中で蝶の写真を撮っていたら、下りてきた水着姿のおネエさんが、上の方にもっと蝶がいますよ、と言われてしまった。
さて、もう一足のばして宮古南西園へ。ここは国立療養所で、ハンセン氏病資料館が見学できる。
園内では、海岸の方へは自由に行っていいですよと言われたので、海岸へ。軽石がまだ漂着しているようだ。お、昨年暮れに泊まった大神島が間近に見える。
療養所を後に、大浦湾沿いを走る。湾内には養殖の棹が立っている。アーサ(ヒトエグサという海藻)の養殖をしているようだ。
車を返す前に、前回も立ち寄った立派な図書館へ。郷土関係の資料本をちらちら見させてもらった。
その後、給油して車を返却、宮古空港に送ってもらう。昼メシはA&Wで軽く。伊良部島行きのバスは市役所前から出るので、タクシーで移動。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?