2024年7月 札幌、小樽
天売から高速バスで札幌へ戻り、1泊。
翌日は午後に小樽へ移動。午前中は野幌森林公園で花見散策のつもりだったが、天気は悪い。午前中は雨雲レーダーで確認しても雨予報。しょうがない、図書館へ行くか。
図書館に併設されている埋蔵文化財センターを見学。
図書館の地下には食堂があったので、早めにランチタイム。
札幌からエアポート快速で南小樽まで。駅に、高校時代の同級生で1年前に岐阜からこっちへ移り住んだAさんが迎えに来てくれた。息子が小樽で仕事をしており、孫が昨年生まれるのに合わせて手伝いも兼ねて近所に部屋を借りたという。
あいにくの雨。本当は積丹岬へ行きたかったのだが、これじゃ行ってもしょうがない。手宮の縄文洞窟を見に行った。博物館のすぐ脇。
他にどこかへ行くにしても中途半端なので、ホテルに送ってもらった。夕食は居酒屋を予約してあるので、直接18時に店へ行くことにした。
サウナにも入ったので、本当ならビールをグビッとやりたいが、夕食まで我慢することにした。
ちょっと早めにホテルを出て、小樽駅など見てから、ブラブラ店のある花園を目指す。
そして辿り着いた花園は、辺り一面が昭和の香りに溢れていた。その小路の奥に目指す、北海道料理かすべ、はあった。
この店、もともとは50数年前にロシア料理の店としてオープンしたという。その後、北海道料理をメインにした居酒屋になったが、当時、常連客だった大島渚が、かすべ(エイ)の干物が北海道に似ているから店名にいいのではないかと助言したという。後に、店は兄から弟に引き継がれ、今に至っている。マスターはこの日不在。
小樽の日本酒などもいただき、ぼちぼち他の客も入ってきた頃、次の店へ向かった。事前に、音楽系のバーを探してあったので、そちらへ向かう。レノンハウス。名前からして、ビートルズ好きのマスターがやってるんだろうと思われる。中へ入ろうとしたら、ガラガラでカウンター席に座っていたマスターが、うちは会員制なので一見さんはお断りなんだけど、などとふざけたことを言う。でも、どちらからですか、と訊くので、千葉県から、と答えたら、それじゃあせっかくだから入って下さいとなった。
イマドキだなあと思わされたのは、会話していて、昔どんな感じで洋楽と出会ったかなんてこと話していると、すぐさま、その楽曲のYouTube画像を流してくれる。次々、BornToBeWild、BluesBrothers、TravelingWilbury、もちろん、ビートルズやストーンズ。おしゃべりも弾み、気がつけば23時半を回っていた。
ホテルに戻って爆睡。翌朝は5時には目が覚めた。朝風呂に入ってから、散歩。北運河を目指す。
運河公園の手前には漁協の卸売市場があって、人々が出入りしていた。
朝ご飯を食べて、ロビーで漫画を読みながら、Aさんを待つ。
さて、迎えの車が来てくれて、今日は余市のフゴッペ洞窟へ。こちらの方が、手宮洞窟より規模が大きい。
近くには環状列石もあるというので行ってみた。
小樽に戻ろうと走っていたら、天狗山山頂近くに来たので、山頂に寄って見た。シマリス公園があり、まるで岐阜の金華山みたいだと笑い合った。
昼メシは、シロクマ食堂で。ちょうど食事を済ませたお客さんがいたので、満席のカウンターにすんなり座ることができた。店内至る所にシロクマの絵や人形がある。
名残惜しいが、そろそろ小樽駅へ。ありがとう、と車を見送って別れ、改札へ向かうと、なんと新千歳空港行きの快速エアポート、3本が運休となっているではないか。30分以上後の列車で札幌で乗り換えて空港に向かっていては慌ただしそう。駅前にバス乗り場があるのでそっちへ行くと、ちょうど札幌行きのバスが出るところだった。
これで安心、と思っていたら、甘かった。まず、終点の札幌駅前は、ちっとも駅前ではなく、道庁の前。速歩で札幌駅へ向かう。余裕をもって間に合う快速は間に合わず。ただ、次の快速でも飛行機出発の40分前には空港に着く。やれやれ、とホームで列車を待っていたら、今度はその列車が遅れているとアナウンス。JR北海道、何をやっとるんじゃ。結局、20分遅れで発車。空港駅に着くや、ダッシュ。エスカレーターを駆け上り、ハアハア言いながら搭乗口へ辿り着き、なんとか間に合った。こういう時に限って、飛行機も遅延しないんだな。
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