見出し画像

2021年9月 小浜温泉

島原を後に、半島中央の雲仙温泉へ向かった。先日の大雨で大きな被害が出た地。事前に調べると、立ち寄り湯が1ヵ所営業中であることを確認済み。温泉街ではあちらこちら工事中。駐車場に車を駐めて歩いてみると、あの宮崎旅館がなくなっていて驚いた。帰宅後、調べたら、大雨の影響ではなく、春から休館して、全面建替工事中と分かって安心した。

画像1

地獄めぐりも現在は立入禁止。道路から見える範囲だけ。

画像2

観光案内所でも今日はやっていると確認した、立ち寄り湯、雲仙よか湯は行ってみたら臨時休館、お湯が出ないとのことだった。それにしても、雲仙は全体に元気がなさそう。インバウンド絶頂期に、進むべき方向を間違えたのかな。しょうがないので、山を下り、原城跡へ向かった。が、こちらも立入禁止。コロナではなく、大雨の影響みたい。近くのキリシタン遺産記念館は、コロナのため休館だった。

画像3

画像4

島原半島南の口之津は、天草の鬼池行きのフェリーが出る港。イルカウォッチングもやってるようだった。

画像5

港から半島状に突き出た先へ。なんばん大橋という1車線しかない橋を渡った先に口之津税関跡。資料館が立っているが、ここも休館。建物裏に大阪商船三井ゆかりの地との碑が立っていた。

画像6

画像7

画像8

突き出た小さな半島先の早崎という小魚港近くに、アコウの巨樹が立ち並んでいた。天然記念物。

画像9

島原半島西側に入り、北上すると、両子岩(ふたごいわ)。

画像10

そのすぐ先に、つまようじほどの出っ張り、国崎半島。急な石段、坂道を海岸へ下ると、そこはプライベートビーチだった。若い男の子がひとり焚き火で昼メシを作っていた。

画像11

小浜温泉に着いて、昨日、Nさんから聞いた山頭火の句碑を見てみた。古い木造の旅館國崎の表に句碑。さびしくなれば 湯がわいてゐる。

画像12

さて、今宵の宿は、蒸気屋。素泊まりだが、温泉の蒸気で料理もできるという宿。

画像13

夕食は、近くの温泉蒸し料理を食べさせてくれる店でと思っていたが、なんと今日は休みだと。定休日は火曜と分かっていたので、わざわざずらしてきたのに。せっかくだから、蒸気蒸し料理に挑戦してみてはと、宿のお兄さんに勧められ、やってみるかと。まずは、買い出し。周辺の散策もかねて。すぐ向かいの夕日の広場に斎藤茂吉の歌碑。

画像14

最初はこちらに泊まろうかと思っていた木造旅館、春陽館。

画像15

海辺の通りはジャカランダ通り。花が咲いたらきれいだろうな。

画像16

で、ここが夕食を摂ろうと思っていた、蒸し釜や。残念なり。

画像17

海沿いに長い長い足湯。105mだそうな。

画像18

海の向こうに野母崎が見える。

画像19

Aコープで、夕食と朝食のあれこれを買った。で、まずは温泉へ。お湯は熱め。温泉蒸気のサウナがいい。じゅわっと汗を絞り出してくれる。

画像20

画像21

画像22

ビールを吞んで一服後、さて夕食の準備。結局、蒸すのは野菜だけにした。生落花生、トウモロコシ、アスパラ。先に落花生をセット、30分だな。で、20分後、アスパラなどを。レバーを引くと、猛烈な勢いで温泉蒸気が噴き出す。気をつけないとやけどしそう。

画像23

キッチンは広くて使いやすい。調理器具や器などは一通り揃っている。

画像25

さて、できあがりはいかに。おお、上々。いい香り。

画像24

部屋へ持ち帰り、さて夕食。温泉蒸し。

画像26

そして、魚は刺身が美味しそうで安かったので、蒸さずにそのままで。あとは、胡麻豆腐など。

画像27

酒はこんなのしか買えず。しゃあない。

画像28

食事の途中、夕日の具合を見るために外へ出ると、うっすら赤い。

画像29

昼間は猛暑だったけど、海辺は風が吹いて、夕方になったら少し涼しくなった。食後、食器などは洗って返却。これはいつも自宅でもやってるので苦にならず。また温泉に入って、パラリンピックを見て、寝た。

朝は目覚めの一風呂。雨が降りそうなのでウォーキング出られず。朝食はパンなど簡単に。名物の熟成黒玉子。

画像30

窓を開けると、裏通り。

画像31

黒玉子を土産にしたいと言ったら、お兄さんが蒸してくれた。

画像32

降り始めた雨の中、チェックアウト。途中の半島景色。

画像33

この後、雨の降り方が激しくなり、ワイパーがおっつかないほど。が、少し進むと青空に。変な天気。今日は昼過ぎに車を返さなくてはならないので、空港最寄りの大村の図書館へ行くことにした。みらいon図書館。おしゃれ! 

画像34

1階奥には歴史民俗資料館。弥生時代の展示をしていた。常設展示も充実。無料で見られるとは。島原も休館なんてせずに開けておいてほしかったなあ。資料館や博物館って、わあわあ騒ぐ訳でもないし、密になる訳でもないから、なぜ閉めるのか分からん。

画像35

あとは郷土資料関係や、最近の雑誌などを読んで快適に過ごした。島へ、最新号では友人が昨年一緒に出かけた礼文島で渡ったトド島のことを書いていた。早めにレンタカーを返し、長崎空港へ。寿司屋で昼飯。生ビールセット。つまみが美味しい。アジナメロウ、イカゲソ、湯かけクジラ。

画像36

で、日本酒、六十餘洲。さらに、角煮うどん定食。うどんは五島うどん。握り寿司も付いてる。これも美味しい。お勘定もリーズナブルで、最後に大満足。

画像37


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?