2024年5月 石見銀山から温泉津温泉へ
出雲市駅前から西へ。まず向かったのは、三瓶山の麓。さんべ縄文の森ミュージアム。4000年前、縄文時代に三瓶山の噴火によって埋まった原生林がそのまま残っている。
思っていた以上に面白いミュージアムだった。さあ、山の中を石見銀山へ。まずは世界遺産センターへ。龍源寺間歩まで大森の代官所跡近くから電動カートが出ていることが分かり、そちらへ移動。無料駐車場に無事に車を駐められた。カートも他にお客もなく乗車。運転手さんが町のガイドもしてくれる。このあたりは移住者が増えているそうで、運転手さんも移住者だった。
やがて終点。龍源寺間歩入口。
帰りは、またカートを待とうかと思ったが、下り道だし、速い人であれば20分ほどで代官所跡まで行けると聞いたので、歩くことにした。お天気もいいし。途中、銀の店でアクセサリーを、さらにその先、雑貨店ではシャツを、カミさんはお買い上げされ、ご機嫌。
お昼時、何ヵ所か食事できる店があったが、ドイツ仕込みのパンを食べられるというヒダカという店でパンを買って、隣のカフェでコーヒーと共にいただいた。これが大当たり。
高台に立つ観世音寺へ登ると、石州瓦が美しい世界遺産の町並みを眺めることができた。
町並み歩きを堪能し終えて、温泉津温泉へ移動。20分ほど。あれ、こんなに近かったかしら。10数年前に泊まったことのある、のがわや旅館。荷を置いて、まずは共同浴場へ。
温泉津温泉の町並みには、古民家を利用した今風の新しそうな店がたくさんできていた。宿のご主人曰く、小さな町に去年だけでも20人ほどの移住者が来たそうな。
宿の浴室、まずは17時に予約した貸切風呂。たぬきの湯。
夕食は部屋食。いまどき珍しい。しかもこの宿、エレベーターはない。部屋は3階だから、運ぶのも大変だろうに。
19時半過ぎ、近くの龍御前神社へ。お楽しみの夜神楽だ。今夜出演するのは浜田市の後野(うしろの)神楽社中。地元温泉津の神楽団をもう一度見たかったんだけどなあ。前に来た時、演者のひとりが若い女性で、後で聞いたら、毎年京都精華大学の授業の一環で学生が温泉津に研修に来るが、その際にこの地を気に入って移住して神楽を始めた女性だと教えられた。宿のご主人のよれば、彼女はお元気で、地元の男性と結婚されてお子さんもできたとか。宿の近くに最近開店したカレー屋さんの移住女性も神楽をやっているとか。地元の出演だと、子供達もおおぜいやって来て熱心に見学するはずなのだが、残念だ。ただ、ご主人によれば、浜田の社中は上手らしい。
いやあ、二度目の見学だったが、やっぱり面白い。さすがにこの日、客席に外人さんの姿は見当たらなかったが、どの国の人たちにも年代も超えて、こういうの絶対大受けすると思うのだがなあ。
最終日は、足立美術館へ向かう。