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2023年8月 18きっぷの旅、福島

1ヵ月前に、18きっぷを使い福島から新潟へ回る3泊4日の旅を計画していたが、思いもよらず、コロナに罹患し、延期せざるを得なくなった。予約していた店や宿に、直前のキャンセルの連絡を入れたところ、キャンセル料はいりません、それよりお大事に、と皆さん言ってくれた。もう一度、同じ行程で再予約し、やっと出かけられることになった。柏から常磐線に乗り込み出発。

沿線の田んぼはすっかり実っていて稲刈りを待つばかり。
何を運ぶのか、仰々しいタンク車が連なっていた。

まずは、湯本駅で途中下車。

湯本駅ホームの足湯。
最近は駅前のみゆきの湯ばかり。さはこの湯は熱過ぎるのだ。

湯上がりには、これまた恒例の駅前にある豆腐カフェ。生ビールと寄せ豆腐。

地域の高齢者の方々のたまり場となっている。
寄せ豆腐は大豆の香りがちゃんとして、旨い。

湯本からすぐ、いわきで乗継までの時間潰し。駅前ビルの中にある図書館であれこれ読み散らす。

いわき市立図書館。なかなか居心地がいい。
郡山行きの列車は2両。

郡山まではそれなりに時間がかかる。本を読んだり、居眠りしたり。長時間乗る時は、持参のクッションを敷いている。
郡山に着いたが、目指すお店の開店までは時間がある。駅前の高層ビルの22階へ上がると展望台。宇宙科学館があり、見たら、65歳以上は入館無料とあったが、以前に入ってるので、景色だけ楽しみ、ぷらぷらした。

けっこう立派な施設なんだけどね。また。

駅ビル内の本屋を回ったり、最後は駅前のベンチで一服。昼間は暑かったけど、夕方は風が涼しくて気持ちいい。
さて、そろそろ門土庵へ。まだ準備中だったけど、中に入れてもらえた。

福島県をはじめ、各地の銘酒がずらり並んでいる。
カウンター目の前には大皿に美味しそうな料理がずらり並んでる。

ご主人にドタキャンを改めて詫び、互いの近況を交換。まずは生ビール。お通しの後、頼んだのは大皿料理を少しずつ3種。日本酒はグリーンか鮮やかなにいだしぜんしゅ、生酛にごりめろん。ほうっ、まさにメロンの香り。

これが出色。湯むきミニトマトの蜂蜜和え、カボス添え。
にごりめろん。上の少し甘いミニトマトと相性よし。絶妙のマリアージュ。

カボチャ煮物も鶏皮串焼きも美味しい。こちらへ来たら必ずいただくとろカツオ刺身。

このカツオはいつ食べても絶品。
日本酒は楽器政宗を呑み、次は喜多方のささまさむね純米吟醸。

海鮮チヂミ、ウナギ唐揚げ、具沢山の肉じゃが、どれもこれも旨いねえ。本当はもうあと1時間いるつもりだったけど、カウンターにいかにも水商売の5人組が来て、大声で喋り始めて、うるさいので、退散することに。

もう何年ぐらいのおつきあいになるかなあ、門土庵。

郡山駅から会津若松方面行きの列車に乗る。1時間に1本しかないから、気をつけないといけない。快速だったので、あっという間に磐梯熱海駅。コンビニへ寄ってから、お宿へ。

お、今夜は満月だったのか。
こちらもすっかり馴染みになった、磐梯熱海温泉、きらくや。バースデー割引で安く泊めてもらえる。

きらくやで1人で泊まる時は、いつもシングル部屋が割り当てられる。が、今日はちょっと上等な部屋だった。ダブルベッドにちゃぶ台の部屋。早速、大浴場へ。

これまで1人で泊まった時の一番いい部屋だった。朝食付き5750円。

翌朝も朝風呂。大浴場、と言ってもさほど大きくはないが。露天風呂もあるが、小さなぬる湯が一番のお気に入り。ぬるぬるの源泉そのまま、長く浸かっているとじんわり温まる。

これがぬる湯。
4階の展望風呂は貸切制。何度かのぞいて、やっと空いた木の風呂。窓の下を会津若松方面への列車が走っていった。

朝ごはんをいただき、チェックアウト前には談話室でコーヒーも飲んで、さて、出発。

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