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2021年4月25日 安倍峠(1488m)
日程:静岡駅7:50→9:10八紘嶺登山口9:18→10:30林道出合→10:49安倍峠旧歩道入口→11:40旧歩道途中の沢沿い(昼食)11:50→12:20静岡市水源地→12:30安倍峠→12:50新安倍峠12:58→13:38八紘嶺への分岐13:50→14:58登山口
メンバー:横井、秋田、長崎、渡部
以前から、一度、見てみたいと花仲間で話していたキバナハナネコノメを静岡まで観に行くことになった。西日本では、関東あたりでハナネコノメソウを見るのと同じぐらい割とフツーに見られるというが、関東近郊ベースに歩いている我々にとっては、少なくとも静岡まで遠征しないと見られないレアもの。朝イチの東海道新幹線こだまで静岡まで行き、車組と合流。途中の車窓からは少し霞んではいたが、富士山も見えた。
静岡から北へ。梅ヶ島温泉を目指す。南アルプスの端っこだが、そこまで今では静岡市になっている。約1時間。本当なら身延へ抜ける林道で新安倍峠の駐車場まで入れるのだが、数年前の台風で崩落し、以来、ずっと通行止め。よって、通行止め箇所まで行き、車を駐めた。先客、4台。桜越しに温泉街が見える。静岡と結ぶ路線バスも停まっている。
植林の森を登っていく。森はものすごく良く手入れされている。
赤いキノコが所々に出ていた。
苔が多い。よく見ると美しい。
タチツボスミレもたまに咲いている。
おお、レンゲツツジがきれい!
1時間ほどで林道出合。車なら楽ちんで来られたのにね。
少し林道を歩くと、安倍峠への旧歩道入口。
さあ、この先、お目当てのキバナハナネコノメが待っていてくれるはず。例年ならば今ぐらいの時季が花盛りのはずが、今年は早い人は3月下旬に観に行っていた。標高差もあるのでまだまだ見られるはずではあるが。で、小さな沢をよくよく見たら、咲いてる、咲いてる。
ただ、花期も終わりかけているのか、特徴である葯の赤いものは少ししか見られず。花の写真は別ページにて。同じ仲間のイワボタンも多い。
そして、白い花。最初はトウゴクサバノオかと話していたが、それにしては花が大きすぎる。トウゴクサバノオであれば、直径1㎝にも満たない豆粒ほどのサイズ。が、これは1㎝以上ある。ツルシロカネソウのようだ。
いや、皆でカメラもって花々にへばりつき、しばし撮影タイム。少し歩くとまた花の群れ。沢沿いで昼食休憩。いつものように自作ご飯サンド。
安倍峠に近づくにつれて、沢の流れが細くなっていく。
そして、もうその先に流れがなくなる地点に、静岡市水源地の看板。安倍川の源流のひとつ。
さらに峠へ向かうと、なんとも不思議な一帯。あまり関東近郊では見かけない独特の雰囲気。人が住む世界とは無縁の地なのに、明るい感じ。
そして、安倍峠。
後背が一部こわれた石仏が木の根元に祀られている。
峠の向こうへ行けば、甲斐国。そっちへは行かず、林道へ上がる。そこには、熊注意の看板。
林道を歩いていたら、道端に獣の骨。シカかな、熊に食われたんだろうなあ。
反対側の林道の通行止め。
新安倍峠。駐車場とトイレがある。ここから尾根筋を上がって、八紘嶺へ登ることもできるが、我々は途中から先ほどの林道出合へ抜ける。いくつかピークを越すと、静岡方面の展望が開けた。
が、その先、途中で道が分からなくなり、少しウロウロしてしまった。なんとか無事に登山道に出たら、そこが分岐点だった。
林道出合へ戻ると、犬を連れたおじさん2名。山登りの格好ではない。犬の散歩ついでに歩いていて、山中深く入ってきたみたい。梅ヶ島温泉へはどの道を行けばいいのかというので、ここから登山道を下れますよ、と教える。てるてる坊主が吊ってある。
林道出合あたりから、パラパラ雨粒が落ちて、雷鳴も聞こえはじめてきた。関東周辺にはこの日雷雨注意の予報が出ていた。ザックにカバーだけ付けて歩いたが、幸い、通り雨で済んでくれた。15時前に車を駐めた登山口まで下山できた。