2019年9月 飛島 7 栗コロッケ 2019年9月29日 17:08 前々日に日和山公園から見た時はとても近くに見えた飛島だが、小ぶりな船が精一杯走って30分ほど、ようやく島影が行く手に見えてきた。 台風の影響で数日間欠航していた。この日の朝も、果たして今日は出るのか出ないのか、朝早くから市役所のHPをチェックしていたが、1時間ちょっと前にやっと運航と出た。 定期船がドック入りしているので、代船運航期間中。羽幌という文字があちこちにあったので、かつては天売島や焼尻島へ通っていた船ではないか。 旅客船が出る少し前に貨物船が出航した。こちらも数日欠航していたはずなので、島へ送らなくてはいけない荷物が溜まっていたのではないだろうか。 ターミナルの隣のビルの屋上に、大漁旗を振って船を見送る人たちがいた。誰が乗っていたのかなあ。 出航後間もなく、ドック入りしている本来の船、とびしまが見えた。あちらなら少なくとも昨日は出航できただろうな。 1時間ちょっとで飛島に船は到着した。港は島の西の外れにある。 海際にテキ穴という洞窟があった。細い洞窟が曲がりくねってかなり深くまで続いている。50年ほど前に、穴の奥から人骨が見つかった。10世紀ごろと推定されているが、詳細は解明されていないという。 島の東端、鼻戸崎展望台から見た鳥海山。海越しに見る鳥海山はひと味違っていいもんだ。 鼻戸崎周囲にはタブノキの森があった。南国の島のようだが、あたたかい対馬暖流のせいで、こういう樹々も生育できるらしい。 鼻戸崎近くにはヘリポートがあった。緊急時の輸送用のためなのだろう。 島の最北の集落、法木のどん詰まりの先は海藻の匂いが強い浜だった。 法木の外れ、派手な色の民家が並んでいた。 こちらも法木集落。昔はおそらくこのような造りの家々が軒を連ねていたのだろう。 飛島の集落はこんな感じで海に面して横に広がっている。 海際に車が走りやすい道路が走り、そこから1本集落の中に入ると昔ながらの狭い道が走っている。 島の西南端、館岩の上へは急斜面を登っていく。 館岩の上から飛島の集落の大半を眺める。 館岩の下の海水浴場の浜から遊歩道が続いていて、このような奇岩も見られる。 遊歩道を先に進むと、沖合に浮かぶ岩礁と小島が見えた。 足元の海は透明度がものすごく高くて、海中の海藻や泳ぐ魚たちがはっきり見える。 港近くの遠賀美神社。扁額の難しい字は、おかみ、と読み、龍の古字らしい。 神社の前というか、港すぐ近くに、カフェスペース、しまかへ、がある。7年前にオープンしたという。 ランチは3種類。カレー2種とパスタ。パスタを選択。エビのジェノベーゼ。なかなか美味しかった。 しまかへ、にはネコがいた。物欲しげに客席の周囲をうろうろ。目が合うと、人の腿に足を乗せてきた。 しまかへはこんな感じ。よしず張りだが、雨が降ったらお休みにするのかしら。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #鳥海山 #タブノキ #飛島 #鼻戸崎展望台 #法木 #館岩 #しまかへ 7