2023年6月4日　大人の遠足クラブ、三国山～大洞山(1383m)

日程：駿河小山駅8:50→バス→9:15 明神峠9:20→9:30東電鉄塔no.11　大サンショウバラ→9:51明神峠→10:34三国山東登山口10:37→11:21三国山(軽食)11:41→12:15楢木山12:21→12:55大洞山(昼食)13:22→13:52アザミ平→14:31籠坂峠バス停15:29→バス→16:00御殿場駅→16:08なべすけ(反省会)→御殿場駅17:23→小田急ふじさん6号→19:05新宿

メンバー：横井、秋田、黒澤、長崎、菊地、渡部、矢崎夫妻

久しぶりの大人の遠足クラブ。今回はサンショウバラを観ようと、神奈川、静岡、山梨の県境となる尾根筋へ。1週間前ならその名もずばりサンショウバラの丘、不老山へと続くコースだったろうが、そちらはすでに時遅し。ということで、明神峠から反対に三国山、楢木山、大洞山というコースを歩くことになった。台風による大荒れ天気の翌日、今日は晴れ。暑くなりそう。御殿場線は前日の18時頃、ようやく運転再開したところ。駿河小山駅、初めて下車する駅。なんとJR東海の管轄のため、ICカードリーダーはあるが、ぼくが使用するJR東日本ビューカードのスイカは読み取ってくれない。あちゃー。

のどかな駿河小山駅。ここで下車したのはほぼ全員山歩きの人々。

花のピークだった先週日曜あたりは、臨時バスも数台出たようだが、本日は1台のバスで十分間に合う。市街を抜け山道を登って終点、明神峠。

もう1本前に駿河小山駅からここへ来るバスはあるが、その2本だけ。帰りはない。

で、本来なら、すぐに三国峠方面へ登るのだが、その前に、不老山方面へ少しだけ登る。そこにサンショウバラの大木があるというのだ。

明神峠、作業用の道路かな、この先をずっと行くと丹沢湖方面へ繋がっているようだ。

登っていくと、諏訪神社奥宮という小さな祠があった。

東電の西群馬線No.11という大きな鉄塔が目印。

さあ、お目当てのサンショウバラ。おお、確かに大きな木だ。そして、見事にほぼ満開。これは素晴らしい。花の写真は別ページで。

結局、この日見たサンショウバラの中で、この木が一番というか図抜けて立派で、
咲いている花も最高に素晴らしかった。

一度、明神峠に戻り、三国山方面へ登る。併走する国道147号線は山中湖への山越えの道だが、バイクがものすごく多い。その走行音を聞きながら、林の中を歩く。

木漏れ日のさす林の中をいく。左手に国道。所々に小さなサンショウバラがあった。

林の切れ間からは、南の方向の景色。箱根や遠く伊豆半島。

すぐ下には富士スピードウェイ。

やがて、一度、国道を横切って、再び登り返す。

国道を渡って、この先の登りはなかなかきつかった。

国道脇の標識の上にかわいい金太郎。なぜか担ぐ斧が折れてなくなっている。

林の中の長い登りの先、視界が開けた。振り返れば、かなりの高度感。

この先、頻繁に現れたバイケイソウの群れ。花はまだ咲いておらず。

そして、ようやく三国山山頂。

立派な三角点。

標高1328ｍ。さほどピーク感はなく、のっぺりした感じ。

お腹が空いたのでおにぎりをとりあえず1個。

その先は、尾根道。が、その尾根が広いこと。林の中を快適に歩ける。霧が出て冷え冷えしたかと思うと、日差しが復活して暑くなる。

面白い木が多かった。どうしてこんな形になるんかねえ。

ここがピークだとは看板がなければ絶対に思わない。

ずっとこんな感じの景色が続く。時々、ブナの太い木が現れる。

サラサドウダンがきれいに咲いている。

ずっと足下は火山灰の砂地。木の根が非常に浅いようで、所々に、
根っこごと剥がれて倒れている木がある。根元のウツギなどは生きている。

一度、下って、登り返して、本日の最高地点、大洞山山頂。

標高1383ｍ。先客は静岡県内の大学生グループ。何かの調査のための登山のようだった。

三角点の上に粋なお供え。

ここで長い休憩。もう1個のおにぎりを食べた。今日はいつも以上に水分を持参した。
安心してたっぷり給水できた。

さて、出発。少し歩くと視界が開けた。

視界が開けると、風が吹き抜けて気持ちいい。

やがて、アザミ平。フジアザミはまだ葉っぱだけ。

このあたりから、いろいろなウツギが登場。今日の主役はサンショウバラではなくウツギ。

箱根方面を眺めれば、大涌谷かなあ、見えるのは。

ぼくたちは左へ折れて籠坂峠へ下ったが、須走方面がメインルートのようだ。

下りの道は、これまでと違って、深くえぐれていた。

墓地を抜けると、バス停。山中湖方面からの前のバスはさほど遅れずに来たようで、
10分ほど前に行ったばかり。次のバスは20分以上遅れて、結局30分以上待たされた。

御殿場駅で、駿河小山駅で精算できなかったカードを精算してもらい、帰りの小田急乗入れ特急の指定券を買った。さて、反省会は駅の反対側、なべすけ。

なかなかいい面構えしている。

店の名物、富士山盛。ムロアジは刺身となめろう、ウメイロ(めっちゃ旨かった)、メイチダイ、南洋カイワリ。いやさすがに魚の宝庫駿河湾、旨い魚が多いねえ。

山を下りた後のビールの旨いこと。サイコー。静岡の銘酒ももちろん旨い。何せ時間がない。特急が出るまで1時間チョイ。

店名は案の定店長の名前から。○ナベ○スケ。ぼくも同じなんですと、
うちの若い衆が店長と記念ツーショット。

御殿場駅には大ワラジ。

山を歩いている時にはずっと雲に隠れていた富士山が、最後の最後に顔を出してお見送り。

小田急に乗り入れるふじさん特急。快適。車中で呑み足し。