2023年8月 北海道2
本日は、渡島半島の内浦湾沿いの縄文遺跡を巡る。その前に、長万部のかにめしと森のいかめしをぜひとも食べたいと若もん組。若もんと言っても十分オジサンではあるが。
長万部駅をのぞいてみると、大変なことになっていた。大雨で列車運休。
高速道路で南下。次の目的地は鷲ノ木遺跡。が、遺跡現場は高速の真上。お、トンネルに鷲ノ木遺跡の文字。見学会の時しか行けない。代わりに森町遺跡発掘調査事務所で展示物を見学できる。
で、この後、森駅前でいかめしタイム。
さあ、お次は大船(おおふね)遺跡。このあたりから先はすべて函館市。
さて、昼メシ。そば屋には車がたくさん。少し待って席へ。
残るは垣ノ島遺跡。隣接して函館市縄文文化交流センターが立っている。
センターを出ると大雨。少し雨脚が弱まるのを待って、下に広がる垣ノ島遺跡へ。
これで縄文関連のスポットはすべて観終えた。いやあ、改めて面白かった。半島をそのまま海沿いに南下。水無海浜温泉へ寄ってみた。
そのまま半島を回り込む道はないので、ぐるり回り込んで恵山の展望台へ。今回の旅で初めて坂道を少し登り、山歩き気分。と言っても山頂までは行かない。
では、函館へ向かいましょう。今夜の宿は湯の川温泉の雨宮館。その前に、W君は函館市内のデパートで開催中のゴールデンカムイ展へ寄りたいとのことで、途中下車。残る3名は宿へ。
晩メシは、ホテル向かいの居酒屋、和市。予約しておいて良かった。
生ビール2杯の後は日本酒。まず、地酒。函館奉行の純米。おおいける。地元のお客さんがメインらしく、あまり地酒はなく、各地の銘酒が揃えられている。じゃあ、豊盃。うーん、やっぱ旨いわ。最後は船中八策。高知まで南下しちまった。野菜もあれこれ美味しく食べて、ご馳走さん。
若いもんらはラーメンを食べたいと言う。市電で五稜郭前まで。市電はかなりのスピードで走る。ちょっと怖い。着いたのはラーメン2代目ひらき家。
さて、これで終了かと思いきや、来る時に妙な店を見てしまったので、入らざるを得ない。和菓子屋で立ち飲みをやっているのだ。餅の北屋。表には豆もち、豆大福、串団子などのメニュー。暖簾には、YORU北、とある。店内はお客が大勢いて賑やかに吞んでいる。ぼくたちは横のテーブルに案内された。座り席。で、日本酒メニューが聞き慣れない、しかも西日本の酒が並んでる。ぼくは広島の槽搾り清酒大号令純米酒。若いもんらは岡山の真夏の果実純吟。おお、うまい。どうやら店の人もお客と一緒に吞んで話している。女性がひとりやってきて、彼女の実家で、お酒がらみの仕事もしていたので、夜だけ立ち飲みの店を始めたと教えてくれた。今日は日曜なので餅はついてないとのことで残念。代わりに磯辺焼きを少しずついただいた。
市電にふたたび乗って、コンビニ経由でホテルへ。温泉に入って、寝酒を吞んで寝た。
翌朝も朝風呂へ。6時に行くと、すぐにお客が入ってきた。ここは宿泊客だけでなく、日帰り入浴もやってる。
最終日、もう縄文遺跡はない。松前から江差へ回ることになった。ぼくは松前には行ったことあるが、他の皆さんはどちらも初めて。松前半島の底の部分を海沿いに松前まで。なかなかの道のり。まずは、松前城。ご存じ、サクラの名所。昔、母を連れて花見に来たことがある。
海岸沿いを北上。江差を目指すが、手前の上ノ国でランチ。ふくはらというスープカレーの店。
江差はまず開陽丸へ。
江差の町の中は、昔の町並みを再現しようときれいに昔風の建物が並んでいる。が、旧中村家住宅は趣を留めている。道路からかつての海岸線に向かって4段に造られ、表から主屋、文庫倉、下ノ倉、ハネダシと続き、トオリニワと称される通路で繋がっている。
坂道を登ると、旧檜山爾志郡役所。
江差で立ち寄った最後は、旧江差駅跡。
肝心の山には登れなかったが、あれこれ堪能できた旅だった。しかも、この辺は晴れていて暑かったが、道内各地では相変わらず大雨だったり、札幌も最高気温24℃など、様々だったようだ。そんな中、とにもかくにも快適に旅することが出来て幸いだった。
帰りのANA便も行きと同様、使用機材の遅れなどで遅延。これもしゃあないか。
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