2023年11月 カンボジア・シェムリアップ3
実質3日目。早朝の朝日を見て、バルーンから眺め渡して、徐々にアンコール・ワットに近づいたが、いよいよ今日はその内部に入って見学できる日だ。
今日も元気にバスに乗り込んで出発。アンコール・ワット西参道手前でバスを降りて歩く。
アンコール・ワットの見所は多いが、まずは第一回廊のレリーフ。様々なテーマが描かれている。インドの古代叙事詩ラーマーヤナやマハーバーラタを描いたもの、創建者スールヤヴァルマン二世の行軍、天国と地獄図、さらにヒンドゥー教の天地創造神話、乳海撹拌など。
第一回廊を抜け、中庭に入ると第二回廊が現れる。
さらに、第二回廊を抜けると、その中に第三回廊が聳え立つ。
そして、中央祠堂の西側、そもそもここへは創建当時は王しか立ち入れなかった。すなわち、王の見た風景なり。
第三回廊から下りて、第一回廊と第二回廊を繋ぐ十字回廊へ。
見学を終えて、入ってきた西塔門の南に立ち寄る。ビシュヌ神が祀られている。
帰り道は西参道ではなく、修復工事中に出入り口として使われていた仮設の浮橋。
いやあ、旅のメイン、アンコール・ワット見学が済んで、一仕事終えた気分。ランチは中華料理。こちらも豪華なレストランの個室。
いつものように、ホテルで一休みして、シャワーを浴びて着替え。午後は、ちょいと社会見学。SALASUSUという、日本人がこちらで立ち上げた職業訓練校のような施設。貧しい家庭出身の女性たちが、カンボジア語の読み書き、ミシンの使い方、家計の管理の仕方など様々な教育・サポートを受けながら働いている。日本からは高校生などが修学旅行で訪問したりするようだ。そのアテンドをしている勤めて2年目という日本人女性Kさんが説明をしてくれた。話を聞いた後は工房見学。イグサを敷物に織っている。簡単そうに見えるが、ツアーメンバーがトライしたらとんでもない。難しいみたい。
夕食前に土産物屋へ寄る。品揃えがよくて、ほしかったものの大半があった。パームシュガーで作ったノム・トム・ムーンというお菓子や、生コショウの塩漬け、コーヒーやハチミツなど。
夕食はクメール伝統料理。今夜も高級レストラン。MALIS。
ホテルに戻ったのは19時前。まだ早いのでカミさんと街へ繰り出す。今夜はトゥクトゥクを奮発。といっても片道3$、チップ込み。
早いもので明日の午後、ホテルを出て帰国の途につく。なので、スーツケースをある程度整理してから、シャワー&缶ビール。