2021年6月 礼文島5 桃知コース
出発の朝は5時過ぎに起床。今朝も霧がすっぽり覆っている。散歩。
宿の中の看板類はえみりさんの手書きが多く、和ませてくれる。
ブラックホールには神棚も。
出発の準備をしていたら、昨日お話を聞かせてもらったTさんが玄関に。各自、あれこれ手土産を持参していて差し上げたのだが、そのお礼なのか、立派な利尻コンブを下さった。昨年、礼文から帰った後に実はYさん経由でいただいていたのだが、土産物屋なので売るようなコンブではなく、料亭などへ直接納めるクラスの高級品。それをまたいただいてしまったのだ。いやあ、ありがたいやら申し訳ないやら。またぜひ再会を。
で、最後の朝食は和食。
宿を出る時は、ヒコさんえみりさん夫妻に見送られ(一昨日から助っ人ヘルパー君が入っていて、送迎運転は彼がしてくれている)、香深のフェリーターミナルへ。
皆さんと別れて、コインロッカーに荷物を預け、バスで桃岩登山口まで。相変わらず膝の具合がよくないJさんとは別行動にして、ぼくは知床まで歩いて抜け、Jさんは適当な所で折り返してバスで港へ、というスケジュールにした。去年は歩けなかったので、5年ぶりにこのコースを歩くぞ。霧が深いのがちょいと残念だけど。
このコース、花の種類が多い。花の写真は別途。まずは桃岩展望台。
歩いている人の数は少ない。反対側から来てすれ違ったのは、結局、女性2人連れ、男性1人が2、3回、7、8名のグループ1。追い越したのは3人連れ女性。それぐらいだったかな。まあ、静かに、誰にもじゃまされず花を愛でながら歩けたのでいいけど。あれこれ花を見たけど、やはりレブンキンバイソウが存在感が一番だったかな。キンバイの谷も白い霧の中に黄色。
青い海が右手に見えていたら、もっと感動的だったはずだけど。しゃあないな。元地灯台も霧の中に浮かび上がる。
そしてやがて知床の集落が近づいた頃、ようやく青空がチラリ。見えるはずの利尻富士は全く姿を見せず。
そして行く手に知床集落。
今日は道中、人とすれ違う時だけマスクをしていたが、さすがに集落へ入る前にマスク。が、集落には人はほとんどおらず。
バスの時間までまだかなりある。ええい、香深まで歩こう。坂を登って、カナリアパーク前を経由して歩くことにした。道路にウニの殻。中身がほしいよー。
で、カナリアパーク。皆さん、立ち寄ってお茶などしてるようだが、パス。
坂を下ると漁村。
カモメがぷかりぷかり。
お家の前はどこもきれいにしてらっしゃる。
知床から40分強で香深のターミナル。
先にバスで着いてるはずのJさんが見当たらない。2階の武ちゃん寿しか? いない。LINEできいてみたら、ぼくがバスで来ると思って、公園で缶ビールを吞んでいたと。あちゃ。まあ、合流して、武ちゃん寿しへ。グループの予約席が2ヵ所もあった。よかったね、お客さんがたくさん入って。
さて何はさておき生ビール。つまみは、トドのてっぴ。ヒレの酢味噌和えとのこと。乾杯、グビグビ。トド、クジラ(ベーコンとかさえずりとか)みたいな食感。いける。1000円はチョイ高いけど。
ホヤの塩辛。
さあ、メインは昨年同様、エゾバフンウニ時価。といっても丼ではなく、軍艦巻き3巻1800円。濃厚で旨い。
えーい、冷酒も飲んじゃえ。もっきり。
でもってホッケフライも。
〆は、生のりそば、だああ。
そして出航。宿の常連さんたちは島を去ることを島抜けと呼んでいる。今年は桃岩荘も休業中だから、例の踊りもナシ。星観荘も見送りはナシにしてる。静かな船出。
と思っていたら、港前に立つホテル礼文の人たちが旗を振っていた。