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2023年2月 高知・ゆずの宿

北川村へ向かう途中、Jさんが野良時計を見たことがないというので立ち寄った。

菜の花が満開の畑の向こうに野良時計。
野良時計から歩いてすぐ、武家屋敷街にも。いいお天気。

さて、今夜の宿は北川村温泉ゆずの宿。15時半過ぎに到着。宿は5年前に木をふんだんに使ってリニューアルしたとのこと。館内も全体に木のイメージ。

2階からロビー階を見下ろす。
2階客室フロアの廊下。
部屋は畳敷きにベッド。壁も木材を使っている。

早速、温泉へ。ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉。いわゆる、ツルツル系美人の湯と呼ばれるタイプ。露天風呂もあるが、高い塀で囲まれていて残念。男湯なんだからもっとオープンにしてほしい。風呂上がりにビールを飲もうと自販機を探したがない。フロントで訊くと、レストランから中瓶ビールを出してきた。
さて、夕食。レストランもウッディな内装。2月の平日でガラガラかと思いきや、テーブルはほとんど埋まっている。

気持ちいい雰囲気のレストラン。
前菜。スモークサーモンダイコン巻き、エビカダイフ巻き揚げ、菜花お浸し。
刺身は皮目を炙ったグレとアオハタ。けっこう美味しい刺身だった。
柚子豚のお鍋。あっさりいただく。

生ビールの後、もらったのは日本酒蔵の美丈夫が造る麦焼酎。

メニューには美丈夫蔵ハイ柚子山椒、とあった。ユズと山椒のいい香り。
タチウオのソテー、白味噌ソース。これまた旨い。器もちゃんとしてる。
この器もいいねえ。ダイコンを炊き上げ、サトイモとズワイガニを一緒に。
日本酒は地酒、慎太郎。北川村は中岡慎太郎の故郷。
くらしたロース、と品書きに記されていたが、牛の鞍の下にあたる背ロースみたい。

で、〆は村のこのエリア、小島のお米で炊いたご飯とみそ汁。このご飯が甘くて美味しかった。

品書きにもわざわざ米は北川村小島でとれたもの、と添え書きしていた。

なかなかよくできた夕食だった。全国旅行支援割引きを使って、2人1部屋で割引き後が1万2400円と、この立地にしてはそこそこのお値段だったのでいかがなものかと思っていたが、これならまずまずかな。働いている人も地元の若い人が多いようでキビキビ動いて感じいい。
一休みしてから、もう一度、温泉へ。

貸切、独泉。
こちらは源泉そのまま、めちゃくちゃ冷たい。痺れるほど。でも効きそうな気もする。
ぬる湯は好きだが、こりゃ行き過ぎ。夕方は何とか浸かったが、夜はさすがにパスした。
こちらが空しか見えない露天風呂。

Jさんが温泉から戻るのを待って、昨夜飲み残した日本酒を寝酒に。
翌日も朝から快晴。朝風呂の後、朝食。

なぜか漬物が見当たらず。あと、食後のコーヒーは別途有料のようだったが、必須でしょ。
卓上には醤油と一緒にユズ絞り汁が。贅沢に使わせてもらった。

チェックアウトで精算。地域クーポンは昨夜の飲み物代に使えるとのことで、早速使用した。
レンタカーに乗ろうとしたら、フロントウィンドウが真っ白に凍てついていて驚いた。天気予報では今日は15℃を越すと言っていたが、やはり山の中は厳しいんだな。

我が家の車でこのような状態を見ることはほとんどないので、貴重な体験。



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