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2022年11月 肘折温泉で本読み湯治2

2日目の夕食は、アユの塩焼き、天ぷらなど。

漬物は毎回違う物を出してもらえる。ちょいと感動している。
アユの塩焼きは残念ながら冷めている。ま、しょうがないか。
天ぷらは温かい。昼とかぶったけどいいでしょ。
この日の汁物は、肉ナシの芋煮風。

3日目の朝、朝風呂を浴びた後、カミさんと朝市を見て回る。

今朝も昨日と同じくらいの出店数かな。
白菜がデカイこと! ワラビも立派なサイズ。笹巻きはこの辺の定番みたい。
もってのほか、存在感が凄い。
くじら餅ではなく、くぢら餅。700円で買わせてもらった。
滞在中の酒類調達の店、カネヤマ商店。ここだけでなく、温泉街の商店は、
みなさん朝市の開店に合わせて、店を開けていらっしゃる。凄いねえ。

今朝は朝市ではあまり買わず、明日の朝、買うことにした。宿に戻って、朝ご飯。

今朝も非常に充実した素晴らしい朝食。右下はシソ巻き。

朝食後、本読み。村田喜代子の姉島。2時間ほど読んでから、運動不足解消のため、ウォーキングに出た。ひとりで。目的地は地蔵倉。

くるくる回りの肘折希望大橋を歩き、その先へ。

宿から30分ほどで、地蔵倉の登り口。車が数台停まっていた。

ここまでは車道、この先は山道。
野生の猿が出るらしい。
子造り地蔵。
すれ違う方々の中には山歩き姿の人もいた。なるほどこの道ではね。
右の手すりは冬場は抜いて外すのだとすれ違った地元の方が教えてくれた。

そして、目指す地蔵倉。

険しい山腹に小さなお堂があった。そこが地蔵倉。
大昔、肘折温泉の源泉を見つけた坊さんがここをねぐらにしていたとか。
お堂の手前には地蔵が数体。

このあたりは、1万年前の肘折カルデラ爆発によりできた地形だそう。凝灰岩の穴に紐を通し五円玉を奉納すると良縁に恵まれると言われてきたそうな。

糸に通した五円玉以外にも、岩の隙間にむりくり押し込めた五円玉や500円玉もたくさん。
お堂からは大きな景色を望むことができて爽快。
山の向こうには、雪を被った月山が顔を見せていた。

それにしても暑い。薄手の長袖Tシャツの上にパーカーをはおってきたが、Tシャツだけで十分、それでも汗が出てくる。

キリンソウみたいな花が路傍に咲いていた。

肘折希望大橋を再び下り、いでゆ館の方へ回ってみた。

なんとも立派な温泉入浴施設。今回もまた入浴チャンスはなかった。
これから大活躍する除雪車。
かろうじて紅葉の名残がわずかに残っている。
温泉街はずれの源泉施設。

宿へ帰り、1階の中浴場で一風呂。
実は今回お世話になった宿泊プランは3食付きの湯治プラン。昨日はそば屋へ行きたかったのでパスしたが、今日はいただくことにした.ご飯少なめで。

炊き込みご飯が美味しいこと。
食後の甘味は、朝市で買ったくぢら餅。
くるみが入っている。甘味控えめで好ましい。

姉の島読了。3冊目は東山彰良の怪物。
15時前、共同浴場上ノ湯へ。

昼下がりの上ノ湯。先客1名。
上ノ湯の源泉が、そもそもの肘折温泉の源泉という説明書き。

湯上がりに、お隣のカネヤマ商店で生ビールを1杯。プッハー。旨い。

今日は土曜日なので、通りを行き交う車も、歩いている人も多い。
生ビール500円、その後缶ビール2本を買い求め、地域クーポンで支払い。
15時半前にすでに夕暮れの気配が濃厚。

宿に戻り、本読み続行。
17時前、1階の貸切風呂で一風呂。風呂上がりのビール。
17時45分過ぎ、夕食配膳される。

本日は芋煮鍋がメイン。缶ビールの後は、飲み残しの初孫と、写真を撮り忘れたが、
地酒の花羽陽の小瓶。なかなか美味しい酒。
カネヤマ商店で買ったおつまみえのきをつまみに。
炊き上げた芋煮鍋。サトイモはねっとり美味しかった。

さて、最後の晩餐も済ませ、一風呂浴びて寝るだけ。明日の朝は寒そうだな。

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