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2019年3月30日 大人の遠足クラブ 日立市 御岩山~神峰山

日程:日立駅前8:40→9:13御岩神社前バス停→御岩神社→10:06山中の社→10:30御岩山山頂→11:40神峰山山頂(昼食)12:00→12:55日鉱記念館14:40→15:00日立駅前 蕎麦処まち庵

歩行データ:平均登高スピード登り341、下り-341、消費エネルギー887

メンバー:横井、秋田、松本、神保、長崎

大人の遠足クラブ、初の常磐線沿線へ。ぼくは青春18きっぷで鈍行グリーン席で向かったが、他の皆さんは特急で。日に数本しかないバスに慌ただしく乗り込んで出発。目的地、御岩山(おいわやま)の山麓にある御岩神社前で下車。最近、パワースポットとして大注目を浴びているそうな。週末は駐車場も満車になるほどの人気とか。ぼくたちのお目当てはイワウチワ。が、いきなり鳥居の脇の水辺に、イワウチワが咲いているではないですか。ショウジョウバカマも。あれれ。拍子抜け。駐車場の横にはザゼンソウやミズバショウも。

境内に入ると、立派な苔の中にショウジョウバカマ。絵になる、というかやり過ぎかも。よほど儲かったのか、本殿はピカピカの新築。それにしても神社というのに、仏像が祀ってあったり、妙な所。その昔は修験の山だったらしい。

表参道を上っていくと、お社の前に注連縄を張った大石。頭の部分に緑の葉っぱがびっしり。これ全部イワウチワらしいが、咲いていたのは僅か。注連縄とイワウチワというこれまたインスタ映えしそうなカットを撮影。

今日は雨に降られるのを覚悟してやってきた。昨日までの天気予報は午前中雨。今朝になって曇りに変わったが、いつ降ってきてもおかしくない様子。とりあえず御岩山山頂へ向かう。パワスポ詣での方々も山頂まではやってくるので、すれ違う人達はせいぜいハイキングスタイル、山の格好をしているのは我々ぐらい。

山頂はおにぎりにバッテン印。ご神体がある場所なので食事禁止なのだそうな。ご神体は1本の石の尖塔。何やら文字にも見えそうな紋様も。どうでもいいけど寒い。寒暖計を見ると、氷点下。ええ、そりゃ寒い訳だ。

当初計画はここから高鈴山を経て日立市街まで3時間ちょっと歩く予定だったが、天気もよくないし、それ以上にバスから見えた日鉱記念館とその奥に2本立っていた櫓が気になる。鉱山跡だろうが、今回は松本さんもいるので鉱山関連の鉄道は見もののはず。というわけで、コース変更。神峰山経由で日鉱記念館へ下ることに。

尾根道を歩いて、神峰山へ。山頂は雲の中。先客が団体さんで10数名いた。晴れていれば、大煙突跡が見えるはずだが、真っ白。昔、日立鉱山の煙害を調べるために測候所が置かれていて、その跡が残っていた。ここで昼食休憩。冷え冷えとして寒い。氷点下3℃だったようだ。少し下るまで、指先が凍り付きそうだった。ハート型の小さな池の隅にはカエルの卵が浮かんでいた。

山道を下り、途中から林道を歩いて日鉱記念館へ。昔の建物と現代的建築の記念館。古い方は鉱山関係の資料館。記念館内部には日立鉱山の歴史が分かりやすく展示してあって面白い。四大銅山のひとつだったとは知らなかった。明治末に久原房之助という人が買い取って以来、大きく発展したという。さらに、日立鉱山の電気機械修理部門から独立したのが日立製作所の起こりだそうな。へえええ。昭和56年閉山までこの地で操業した。日立の町中から鉄道も敷かれ、鉱石や資材だけでなく客車も走った。助川専用電気鉄道、略して助鉄は、無料で乗車できたという。鉱山で使われていた電気機関車が外に展示されていた。松本さんの独壇場。横井さんもテッチャンぶりを発揮している。戦時中の建物という資料館には、まるで銃のような掘削機がたくさん並べられていた。いやいや本当に面白い。きりがないので、タクシーを呼んで駅前まで戻った。

反省会は、日中も通しで営業している蕎麦屋、まち庵にて。貴重な店。ネストビールで乾杯後は、地元日立の酒を熱燗で。茶豆、メヒカリ唐揚げ、チクワ磯辺揚げ、コンニャク刺身、納豆油揚げ包み揚げ、納豆オムレツなど、ご当地風な肴を楽しみつつ、あれこれと。で、続きは、水戸から乗り換えた鈍行のグリーン車内で。地酒ワンカップなどを各自やりながら。柏で途中下車して、一足お先に。

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