見出し画像

2024年8月 湯河原日帰り

18きっぷの残りが2回分。ひとりで1泊旅するか、2人で日帰りするか。カミさんの意向を確認して、昨年、楽しかった湯河原日帰りを2人でやることにした。
最近、普通車のグリーン席は値上がりし、かつ乗り継ぎも不可になった。柏駅では品川までしか買えない。しょうがないので、上野駅で湯河原まで買おうと思ったら、1550円。ひとつ手前の真鶴までなら1000円。迷わず真鶴までにした。上野駅で乗り込んだ熱海行きは、案の定、グリーン席混み合っている。多くの通勤客は東京、新橋あたりまで乗っていくのだ。幸い、2階建部分ではなく1階の2席が空いていたので座れた。真鶴まで読書。芥川賞掲載号の月刊文藝春秋。
真鶴駅で律儀に普通車両へ移動。湯河原駅下車。

湯河原駅前の手湯。
地場産だろうか木材をふんだんに使用した湯河原駅。
切符売り場にはのれんがかかるのもご愛敬。

まずは日帰り温泉。昨年も行ったニューウェルシティ湯河原、いずみの湯。ここは駅前から無料で送迎をしてくれる。

やってきた送迎バスに乗り込んで温泉へ。

いずみの湯、1100円と入浴料は安くはないが、送迎付きを考慮すれば、リーズナブルだと思う。

右が女性風呂、左が男性風呂。

ここの売り物は大露天風呂。日よけを張ってあるので、快適に過ごせる。サウナもある。源泉掛け流しの石風呂、内風呂も。1時間半ほどお風呂タイムを設けた。サウナも2回入り、各浴槽なんども入り、露店脇に設けてある、丸太を枕に寝転がれる広々したスペースで、都合30分ほども風に吹かれながら昼寝を楽しんだ。裸が本当に気持ちイイ。

ロビーで帰りのバスを待つ。

湯河原駅まで送ってもらい、駅前の昼吞みできる食堂へ。昨年、たまたま見つけた居心地のいい店。

駅近くの小さな御嶽神社で神主さんがお詣りしていた。祭りだろうか。

さて、お目当てのぎんくらん食堂。お、前を歩く2人連れが先に入っていった。

カウンターとテーブル席のこぢんまりした店。あらかじめ日時を連絡して予約しておいた。

先に入った2人組はメニューを眺め、お気に召さなかったのか出ていった。さて、こちらはまずビール。風呂上がりの一杯を我慢してここまで来たのだ。

よく冷えたハートランドが旨い。

つまみは、順番にあれこれ。

泉州の水ナスは生で。味噌かワサビ醤油。
自家製の燻製サラダ。小アジの味醂干しもお手製、それを燻製してる。

こちらは女将一人で切り盛りしてるが、少し前までは柏で店をやっていた。それも何かのご縁。そして、日本酒の利き酒師でもある。あれこれ日本酒が揃っている。

初見の酒。船村徹のふるさとで醸された日本酒。船村の曲の名前が付けられている。
豪華な刺身盛合せ。ほとんどが付近で揚がった魚。アジは今高いそうで1匹、浜値で400円もするという。キンメダイ、シロダイ、カマス、イサキ、ハタなど。焼き車海老は久しぶりに本当に美味しいエビを食べた気がした。
西の方の酒をリクエストしたら、風の森アキツホが出てきた。シュワッシュワ。当たり前だが、旨い。

さらに、ピリッと辛口の青唐辛子の玉子焼き、キンメダイの兜煮、名物の稲荷で魚のつみれを包んだのなどどれも美味しい。が、忘れてなならないのがアジフライ。これをもう一度食べたくて、というかカミさんに食べさせたくて来たようなものだ。

アジフライ1000円。特製のタルタルソースも美味しいのだ。
店から一番近い酒蔵の酒。松みどり。ジュワッと旨い。
かわいい箸置き。

結局、ほとんど2人でカウンター独占。女将さんとおしゃべりしながら昼吞みを楽しませてもらった。表の戸を開け放ってあり、ずっと暖簾がはためき、いい風が店の中にも吹き込んでいた。最高の気分。ご馳走様でした。

湯河原駅のホーム。
帰りもグリーン車で。缶ビール飲みながら読書タイム、と思ったけど、帰りはほとんど読めずじまい。

いいなと思ったら応援しよう!