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2023年9月 おとQきっぷの旅、岩手県鉛温泉

おとQきっぷが発売となり、カミさんと出かける計画を立てた。今回は初めてグリーン車利用プランもあったが、普通車で十分なり。

上野から東北新幹線やまびこに乗車。同じきっぷを利用してると思しき高齢者多し。
6回まで指定席を予約できるが、5回分を使用済み。

上野駅で、車内での飲食物を調達。改札の外へ出て、ザ・ガーデンで。選択肢が格段に多い。亀戸の店が出してる弁当が秀逸だった。おかずの種類も多く、その地味な色合いは旨さの証明。coedo IPAと缶スパークリングを飲みつつ、1時間ほどかけて堪能した。

真ん中の白地に赤の容器には辛い麹味噌が入っていて、少し付けて食べると美味さアップ。

新花巻には13時前に到着。宿へのバスが出るのは15時10分なので、それまで宮沢賢治記念館へ。カミさんは行ったことがないというし。

宮沢賢治記念館。これまで何度来ただろうか。
350円と入館料が安いのはいいが、展示内容がずっと変わらない。入口で上映してたビデオは昭和59年のものだった。
バスの時間はうまく合わず、帰りもタクシーで新花巻駅まで。

新花巻駅からは、温泉組合が運行する無料送迎バスで。

鉛温泉まで行くバスは最も早い時間で15時10分。大型バスは満員で出発した。

途中の他の宿は、宿の玄関前まで入っていったが、鉛温泉だけは、上の道路で降ろされ、そこからは宿のワゴン車で運ばれた。狭い急坂なのだ。

鉛温泉藤三旅館。
部屋は8畳、洗面台トイレ付き。障子の奥にも椅子とテーブルを置いたスペースがあり、ゆったり。
窓の外には小川のせせらぎ。さすがに自宅あたりよりは涼しい気がする。

浴衣に着替えて、まずは温泉へ。男湯、柱の湯で、体を洗い、露天風呂に入った後、宿ご自慢の白猿の湯へ。ここは、撮影厳禁の貼り紙。階段を降りると、高い天井の下、楕円形の岩の浴槽。傍に小さな丸い浴槽。2ヵ所、脱衣所がある。夜や早朝には女性専用時間が設けられており、それ以外は混浴、というか実質男風呂。

立って浸かる浴槽、ぼくでも胸の上までくる。小さな浴槽はぬるめで好ましかった。

湯上がりは体がポカポカで、浴衣がぐっしょり。冷房強めにする。
夕食は部屋に運ばれた。これが期待を上回る内容だった。前菜もしっかり手をかけて調理されてるし、小鉢や蒸し物もいい。いわて和牛はA5ランク、すき焼きに。

運んでくれたおねえさんもあれこれ気配りしてくれて、いい感じ。
こちらはコンテストで受賞歴もあるというどぶろく、五穀。雑穀の香りが好ましい。
たまたま地元テレビのニュースで、この蔵が紹介されていた。浜千鳥、生酒。

いやあ、満腹なり。食休みしてから、また温泉で一浴。
翌朝は普段通り朝早くに目が覚めた。5時半、温泉へ。

柱の湯の露天風呂。すぐ下に渓流が流れてる。風が涼しい。
上の露天風呂の下に小さな露天風呂。ここがぬるめの湯でお気に入り。
お湯を守る八代の脇には、白猿の湯にちなんで、猿の像が祀られている。

帰りも無料送迎バスがあるが、それだと乗りたい列車に間に合わない。朝メシは7時から、一番に食事処へ。

鍋は目玉焼きを焼く。鮭も上等な鮭。納豆もとてもいい納豆で、この宿の食事の評価は高い。

カミさんはスーツケースを引っ張っていかねばならないので、昨日みたいに上の道路まで車で送ってくれないのか訊いたら、その時間はできない、とつれない回答。しゃあないな。ぼくが引っ張っていくしかないじゃん。

8時21分、花巻駅経由イトーヨーカドー行きのバスを待った。

バスは途中の温泉からも客が乗り、座席がびっしり埋められて、30分ほどで花巻駅到着。

花巻駅。
駅前のパン屋兼ブリューワリー、LIT work space。3年前にここで美味いビールを飲んだ。今朝は美味しいコーヒーを。

盛岡に向かい、今日は秋田経由、湧水の町六郷へ行く。

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