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2022年10月 屋久島2

口永良部島で一夜を過ごした。目覚めは快調。

朝食は屋久島のスーパーで買ってきたものを。
窓の外を見れば、今日も朝からよく晴れている。

この素泊り宿にはかわいいお子さんがいる。昨年秋に生まれたばかり。口永良部島へ移住後に生まれたので島の人たちがとても喜んでくれたという。

その子の名前。カッコイイねえ。
トイレの壁にはたくさんの島の人たちからの出産祝いの袋が貼ってあった。

船の切符を買うついでに、朝の散歩。

SeaKISSの隣の空き地は、元の家主のお兄さんが住んでいたが、町に寄付されて公園になっている。そこに置かれたこの石のベンチは、江戸時代、密貿易の拠点だった頃に立っていた西洋館の水槽の一部だったとか。

港の方へ行ってみる。港の入り口に貴重な資料が掲示されていた。

7年前の大噴火の際の火砕流の説明。
昭和40年当時の港の様子も。

港の手前に屋久島町口永良部出張所があり、そこで船の切符を買う。おや、宿のご主人も制服を着ているぞ。いろいろ仕事をしてるんだ。

今日は船は通常運航だ。一安心。

さて、本村の集落の外周を歩いてみようかな。小中学校脇の坂道を登る。

アサギマダラが飛んでいた。

夏にはエラブオオコウモリが見られるようで、所々にここでエサを食べているなどの看板が立ててある。

アコウの木にもコウモリが来るらしい。

一回りして学校正門へ。

グラウンドがきれいに手入れされていた。小学校と中学校。都会からの留学生も結構いるそうだ。

で、SeaKISSへ戻ってきた。

一晩だけだったけど、お世話になりました。

さあ、港で船を待とう。

フェリー太陽II、偶数日は午後の運航、奇数日は午前の運航。船は15分ほど遅れて着いた。
船を見送る人が誰もいないのはちょっと寂しかった。

火山の見納めを船のデッキから見ていたら、少しだけど噴煙のようなものが上がっていた。

この後すぐに消えてしまったが、うっすらと煙が見える。

船は20分ほど遅れて宮之浦港へ着いた。実は、レンタカーを手配していて港まで迎えにきてくれるとばかり思っていたのだが、昨日確認の電話をしたら、バスで空港まで来てくれと言われてしまった。12時20分発のバスに乗るつもりだったが、船が遅れて乗り損ね、50分発のバスで空港へ。同じバスに若者が何人か乗り込んだが、日本語を話す外国人が2名いた。1人は青森で働いていたが、アメリカへ帰る前にあちこち旅してると言う。もう1人はイタリアの女性。こちらは留学かな。空港へ迎えに来てもらい車を借り出した。ヤリスの比較的新しい車。鹿児島県がやっているレンタカーキャンペーンのおかげで代金のほとんどが返金してもらえる。お腹が空いた。安房の町中の店で遅めの昼メシ。

具沢山のチャンポン。野菜補給。

湯泊温泉へ向かった。先客1名。真っ黒のサングラスしたまま湯に浸かっていて滑稽。

ぬるめのお湯でめちゃくちゃ気持ちいい。海を眺め、潮騒を聞きながらの入浴。協力金200円。
八幡神社へお詣り。鳥居に注連縄が下がっていた。

屋久島は自家焙煎のコーヒー豆を販売する店がすごく増えた。昔は一湊珈琲ぐらいしかなかったのに。そうした新しい店、やくしまロースターでコーヒー豆を土産に。

やくしまロースター。競争が厳しくなって、と店主はこぼしていた。

宿へ入る前に、屋久杉自然館へ。

かつて木材運搬などに活躍していた森林軌道が自然館の前に展示されている。
昭和42年元旦の朝刊に、縄文杉発見の記事。

今夜の宿は、安房の海に面した安い民宿あんぼう。全国割の対応はないが、まあいいかと予約していた。思いの外、内部は小綺麗。ベランダの外は安房港。

網戸にしないと部屋の中が熱気がこもっている。

夕食は地元の方に人気というファミリーレストランかもがわへ行ってみた。18時ごろ入店したのは一番乗りだったが、すぐに満席となり、外で待つ人も出たほど。ネット口コミで評判の刺身定食1600円をご飯なしで注文した。

噂通りすごいボリュームだった。飛魚唐揚げ、カメノテ、飛魚さつま揚げ、タコ酢の物、煮物、刺身盛り合わせ。刺身はアカバラ、カツオ、ボタンエビ、トビウオ、イカ、キビナゴ。

生ビールの後は三岳のお湯割りをもらって、海の幸を楽しませてもらった。いい店でした。

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