2022年7月 礼文島3日目、レブンウスユキソウ群生地
朝、宿の周囲は濃い霧に包まれていた。朝ご飯は7時から。今朝も和食をチョイス。
7時45分、エミリさんに見送られ、出発。今朝はアザラシではなく、空港へ寄り道。ただいま閉鎖中の礼文空港。なんとか定期路線を再開できないかとヒコさん達町議が動いて、まもなく議会で論じられる予定とか。その空港近くが今年の大当たり、エゾカンゾウで埋め尽くされているという。行ってみると、素晴らしかった。
今日の朝便で3名のお客さんが帰る。皆でお見送り。隣では桃岩荘の若者が旗を振っていたが、名物の踊りは自粛中。我らも負けじと、声を揃えて、いってらっしゃーい。
今日、桃知コースを歩く人達を北のカナリアパークまで送る。午後に大女優を迎えてのイベントがあるため、役場の方々は会場設営に大忙し。
その後、宿への帰り道の途中で、ヒコさんに高山植物園まで送ってもらう。群生地ではとうに花期が終わったレブンアツモリソウがここなら見られるのだ。園内には他の貴重な植物も栽培されている。
久種湖脇を歩いて船泊の町へ。
船泊では、双葉食堂でお昼とマリンストアでお土産の買い物が目的。双葉食堂は開くのか休みか、行ってみなければ分からない。Googleマップにも出てこない。声をかけると、出前が忙しくて、それが終わらないと店を開けられないと。出直すことにして、先にお買い物。あれこれ買って宅配便で送る。
12時過ぎないと開けないと言われていたが、15分前に他のお客さんが奥の座敷に上がり込むのを見て、テーブル席に座って待つ。いつになるか分からないよ、長く待てるの、と女将さんの攻撃は続くが、めげずに、大丈夫ですとセルフサービスの水を汲んで待つ。後から次々お客が入ってくる。人気店なのである。とりあえず注文だけしておく。やがて、ご主人が出前から戻り、順番に料理し始めた。中華丼とラーメンがやってきたのは12時半過ぎ。
食事後は談という喫茶店で、エミリさんが迎えにきてくれるのを待つはずだったが、談は休み。礼文島の飲食事情は本当に読み切れず、厳しい。結局、タコが目立つ公園の休憩小屋で待った。
14時過ぎ、エミリさんが迎えにきてくれた。空港のエゾカンゾウをまだ見てないから、と寄り道。すると、今夜から星観荘に宿泊される常連さん夫婦、通称校長さんが車で来ていた。ヒコさんが今朝、宿のFacebookグループに投稿したエゾカンゾウの写真を見てやってきていたのだ。後ほど、とお別れして、桃岩へ向かう途中の林道入り口まで送っていただいた。
林道脇には桃知コースでは見られなかった花もあれこれ。サイハイラン、エゾスカシユリ、イチヤクソウなど。そして、レブンウスユキソウ群生地へ。霧の中で真っ白だけど。礼文初体験のカミさんに見てもらえたのは良かった。
来た道をまた戻る。そういえば、登ってきた時に、上から下りてきた乗用車があったが、乗り入れ禁止ではないのかしら。
車道まで下り、さらに町へ向かって下っていくと、これから入る温泉、うすゆきの湯の源泉があった。
さらに下って、うすゆきの湯には17時前に入れた。
残念ながら露天風呂から利尻富士は見えず。真っ白の霧。サウナにも入って、リラックス。湯上がりの缶ビールも旨い。今日はヒコさんが吉永小百合さんのイベントに町議として出席していたため、またまた宿での夕食はなく、海鮮かふかで皆で食事。今夜から加わった校長夫妻、エミリさんの叔父さんとそのご友人夫妻、5名が加わり賑やかに。ぼくはビールジョッキをひっくり返すという大失態をやらかした。
今夜食べたのは、思いっきりの贅沢、ウニ丼5500円、刺身盛り合わせ、タチカマバター焼き、ゴボウ唐揚げ、生ビールと日本酒。話をしてたら、校長夫妻は同郷、岐阜の人だった。可児市。日本で一二を争う猛暑の多治見の隣町だ。そこで格闘技の学校をされているという。いい体してるわけだ。
それぞれ会計を済ませて、宿へ。スコトン岬周辺はまたまた真っ白。ミーティングを終えて、男が多くなった一同揃っての、わ、の集合写真。
その後の懇親会。エミリさんの叔父さんの名字が気になり、お話をさせてもらった。飲み物は、セイコーマートで買ってきた金滴。楽しいひとときを過ごすことができました。