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2024年1月28日 宝登山(497m)

日程:1月28日 秩父鉄道野上駅9:10→9:23長瀞アルプス登山口→10:24野上峠→10:32ナラ沢峠→11:10宝登山12:00→12:11宝登山ロープウェイ12:15→12:20ロープウェイ山麓駅→12:34寶登山神社12:39→13:01長瀞石畳13:20→13:30お食事処若松(新年会)14:50→15:00長瀞駅

メンバー:横井、横山、秋田、長崎、衛藤、渡部夫妻

今年初の山歩き。昨年夏以来、そして大人の遠足クラブへの参加は昨年6月以来となる。それにしても野上駅までは遠かった。最寄り駅発はまだ暗い6時。そこから、柏、春日部、東武動物公園を経て羽生までが東武鉄道、羽生から秩父鉄道で、トータル3時間。ま、もう少し早く着くルートもあったが、運賃が500円ほど安いので3時間コースを選択した。
秩父鉄道は途中駅の熊谷でJRから、寄居で東武東上線方面から乗り換え客が乗り込んできたが、登山スタイルの人が多い。その客の大半が野上駅で下車した。えー、こんなに大勢いるんかいな、とビックリ。

いや、野上駅にこんな大勢の人が集まるとは思いもよらなかった。

皆さん、目指すのは長瀞アルプス。まずは登山口へ向かい、そこからぐいぐい山道を登る。

登山口。右の石碑は何を書いてあるのか。あんや、って何だろう?
すっかり葉が落ちた落葉樹の山。日差しが届いて、風もないから低気温の割に暖かかった。

1時間ほど歩いて、野上峠。それにしても登山者の列が延々続いている。反対からすでに下ってくる人もいた。小鳥峠、ナラ沢峠を経て、宝登山(ほどさん)北登山口。

宝登山北登山口の看板。毒キノコ注意とは物騒な。手前にはクマ、イノシシ注意の看板も。

さて、山頂手前には長い長い階段。1段の段差が大きい。ひえー。

でました、階段走り登り。若いなあ。ジイサンはぼちぼち登るしかない。

山頂へ出ると、視界がぱっと開け、ロウバイの黄色い花々が目に飛び込んできた。

宝登山山頂は、ひろびろと開けていた。
もちろん、三角点にタッチ。
埼玉ポーズで。

山頂で弁当タイム。

コンビニのおむすび2個。先週、加計呂麻島で買ってきた「もち糖」(サトウキビを搾り始める時期のみ作る黒糖で、硬くなくもちっとしている)をデザートに。

山頂からは秩父の町や武甲山、そして独特の山容の両神山などが見渡せる。

両神山がでんと座っている。

それにしてもロウバイがいっぱい咲いている。近寄ると甘い香り。

我家の近くでも見かける全体に黄色一色のロウバイは、ソシンロウバイという品種らしい。
見事に満開のソシンロウバイ。
逆光の花も美しい。でもどれも下を向いて花開くんだなあ。
花の真ん中が濃い赤紫色をしているのは、ロウバイの原種とのこと。あまり見ない。

山頂には寶登山神社奥社が祀られている。

奥社にお詣り。
さすが秩父、狛犬は三峯神社と同じく、オオカミだった。

下りは楽ちんルート、ロープウェイを使うことになった。途中に、広大なロウバイ園、おや梅も咲いてる。さらに福寿草も咲き始めていた。

ロウバイの花の彼方に武甲山。
紅梅も咲き始めていた。
可愛らしい咲き始めのフクジュソウ。

ロープウェイは片道700円だった。

おお、切符は硬券だ!
ずいぶん使い込まれたロープウェイ。

あっという間に山麓駅へ。奥社に参詣したからには本社にも。

寶登山神社はずいぶん立派な神社だった。

神社から長瀞駅に向かって参道がまっすぐに伸びていて、桜の木がずらり植えられている。花見時期にはさぞかし混み合うんだろうなあ。おや、レンタルトゥクトゥクなんてのが走っているぞ。そして、沿道には洒落た店がぽつぽつ建っている。

秩父と言えば、天然のかき氷が有名で冬でも出している。その氷の供給元、阿佐美冷蔵の本家。もちろん天然かき氷も食べられるし、名物水羊羹はテイクアウトも可能。

駅前を通り越し、荒川の川原まで行くと、天然記念物の岩畳。地学専攻の長崎君によれば、結晶片岩。5億年前に地中深くでプレートによりぎゅっと圧縮されてできたものが隆起したとのことで、地上で見られる所はあまりなくて貴重なのだそうな。
荒川にはコタツ舟が浮かび、ライフジャケットを着用しコタツに脚を突っ込んだ客を乗せて、川の淀みをすいーすいーと棹で動かしていた。

岩畳。薄くパイ生地状に堆積した結晶片岩。縦の割れ目、節理が走っている。
長瀞といえばライン下りだが、3月にならないと運航しない。その代わり、冬場はコタツ舟に乗ることが出来る。20分程度、近くを回るだけだが、料金も1100円と安い。

駅近くへ戻り、新年会の会場を探す。

秩父鉄道はそもそもセメント輸送のための路線だが、今もなお頻繁に貨物列車がセメントを運んでいるとは知らなかった。

駅近くの昔ながらの食堂に入ることにした。食事処若松。座敷へ上がる。

店内は懐かしい雰囲気が満ちている。
そういえば、ブラタモリでもこのあたり取り上げていたねえ。
味噌おでん。
味噌カツもこの店の名物だった。ビール、熱燗を少々。〆はそば。
ここはやはり天然かき氷をいかなくちゃ。一口だけもらったが、ふわっと口の中で溶けた。

長瀞発15時11分羽生行きの急行に乗車。寄居下車組、熊谷下車組、そしてひとりぼくは終点羽生から東武各線乗り継いで帰宅することにした。

いやあ歴史を感じさせる長瀞駅舎。急行券はどこまで乗っても210円だった。
そうそうここはSLも走ってるんだったなあ。

久しぶりの山歩き、上々のお天気で楽しかった。

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