2024年5月 佐柳島、高見島
多度津港からまず佐柳島へ渡る。フェリーは、14時に出航後、高見島、佐柳島本浦港を経て、終点佐柳島長崎港へと至る。15時5分入港。下船したのはほんの数名のみ。
港から集落の北外れへ向かう。そこは両墓制墓地。手前に何やら怪しげなポップな一角。一瞥のみで通り過ぎた方が賢明そう。さて、島の北端から南の本浦港へ向かって歩こう。
海沿いの道をひたすら歩く。
さらに南下。
さて、高見島行きの船を待とう。17時10分発。
さて、冒頭写真のフェリーに乗って、高見島へ移動した。宿は、港近くの森田民宿。お婆さんに出迎えられて、まず一風呂浴びて、早速、夕食。他に客はナシ。
島には他に宿がないようで、芸能人もいろいろ泊まったことがあると女将さんは言う。あてがわれた2階の部屋は、郷ひろみが泊まったと自慢されたが、ただの民宿の部屋にすぎない。高台の古い町並みは、今では誰も住んでいない。あとを継いでる子孫が時々掃除をしに来る家もあるらしい。傷んだ家を修理したくても、狭い急坂の道で資材や重機を入れることができないので手の付けようがないとも。まだ住人がいた頃、1軒1軒詳細な調査をしたレポートがあるから読めと渡された。
翌朝、カーテンを開けたら、正面に朝日が昇っていた。
今日の予定は、昼過ぎまで島内めぐり。昼ご飯を食べる店も商店もないので、1泊3食付きで予約してある。まずは、昼前に一回りしてこよう。時間もたっぷりあるから、見晴らしの良さそうな龍王山山頂まで登ってみようかと思っていたのだが、誰も歩く人はいないから道も崩れているかもしれないし、最近増えているイノシシに襲われる危険もあるからやめておけと、昨夜、釘を刺された。
さあ、この先が集落だ。と、いきなり道幅が狭くなり、車は絶対は入れないことが分かる。
黒々した瓦屋根の家が多い。お、なんだあれは。
片側が石段の細い道をゆっくり歩く。
一番高い場所にお寺。大聖寺。
北の外れに祇園社があった。
もう一度、集落内へ引き返す。中でも一際立派なお宅が中塚邸。
海岸沿いの道路へ下って、北へ向かうと本宮殿。向かいには塩飽諸島の広島が見える。昔、行ったなあ。こんなに近いのか。
さあ、一度引き返すか。宿を通り越して、港の先へ。ここにも両墓制の墓地があった。さて、これ以上、島の中で行くところもない。まだ、10時過ぎ。午前中の船で多度津へ渡ろうかな。というわけで、宿へ戻り、精算を済ませた。
さて、想定外の時間を手にしたが、多度津で昨日休館日で寄れなかった資料館へ寄って、早めに今日の目的地、阿波池田へ移動することにしよう。