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2023年4月 沖縄本島南部

渡嘉敷島からマリンライナーで泊港へ戻り、バスで那覇空港へ。昼なので空港食堂へ行ってみると行列。

昔は空港で働く人たちが多く、たまに旅行者も混じってる感じだったが、今やすっかり観光客に知れ渡り、大人気。シンプルに沖縄そばを食べた。

レンタカー会社の送迎エリアでタイムズの黄色いバスに乗った。初めてかな、ここを使うのは。借りたのは日産ノート。新しい車で、あれこれ戸惑う。

このタイプのギアシフトは嫌いだなあ。

南部へ向かう。久しぶりに斎場御嶽へ行ってみた。昔は入口の前まで車で入れたが、今は国道沿いの駐車場に駐めて、チケットを買ってから歩いて道を登る。入場すると、否応なくすぐにビデオを見せられる。

入ってすぐの石碑。

少し登ると海の向こうに久高島が見えた。

久しぶりに久高島にも行きたい。本当は明日の飛行機が夜便だったので、日帰りで久高島へ行く予定だったが、昼便に変更したので、またの機会にした。

遥拝所を見学し、奥へ進む。世界遺産になったからか、昔より大勢の人が来ている。連休になれば、凄いことになりそうだな。

神聖な場所なので頭を下げていく。

さて、一番の見所、三庫理。大岩がもたれかかっている。この隙間を潜り抜けると、そこから久高島を拝むことができる、はずだったが。ありゃ、柵がしてあり、入れない。たまたまガイドみたいなおじさんがいたから訊いてみたら、聖域だから立入禁止だという。昔は聖域じゃなかったんかいな、とツッコミ入れたくなった。まあ、しゃあないなあ。失礼な観光客もいるんだろうな、きっと。

あれれ、入れないよー。
この先から久高島を拝みたかったのに。

がっかりして坂道を下る。と、派手な花。

カエンボク。いかにも南国の花だなあ。

さあ、宿へ向かうか。今夜の宿はユインチホテル南城。温泉宿。ここに温泉があると、恥ずかしながら今まで知らなかった。斎場御嶽からは15分ほど。15時にチェックイン。温泉は日帰りでも利用できるようで、駐車場にはかなり車が駐まっていた。部屋は7階。シングルで予約したら、確かにベッドはひとつだが、もうひとつのベッドを撤去しただけ、だだっ広い部屋だった。

こんな部屋は初めてだなあ。驚いた。これならツインにも使えるようにもう1台そのままベッドを置いておけばよさそうなものだがなあ。

ベランダからは海が見える。

右上の奥には、1月に渡った津堅島もうっすら見える。
おや、牧場がある。馬が2頭。フロントで馬を見に行けないかと訊いたら、見せるためではないので、近づけないと言われた。
部屋の風呂からも海が見えるぞ。

ホテル内を一巡り。ワーケーションにも使えるサロンがあり、宿泊客は利用できる。

窓に向かって椅子が並んでいるサロン。6階にある。奥の方でひとりパソコンに向かってる人がいた。
コーヒーやジュース、菓子類が置かれていて、無料でいただける。

さあ、何はともあれ温泉だあ。

別棟に猿人の湯。大勢のお客さんで賑わっていた。平日午後というのに。

温泉の湯は茶色く濁った潮湯の系統。しょっぱい湯で、よく温まりそう。サウナや打たせ湯もあって、広々してるので寛げる。もちろん、窓の外には海が見える。
ゆったり浸かって、部屋に戻り、ベランダでビールタイム。風が気持ちいい。

温泉上がりに海を眺めながら飲むビール、サイコーだね。

夕食は19時半を指定されていた。でないと、17時半からとのことで、そりゃ早過ぎるかなと。で、レストランへ行くと、ここも宿泊客だけでなく入れてるのかな、なかなか混雑してた。宿泊だけなら、入れ替えのはずだが、そうではなさそう。受付で、部屋番号を告げると、予約してますか? ときた。えっ、もう一度部屋番号、あ、ありました、だと。失礼なオネエサン。席へ案内したのはいいが、案内しただけで戻っていった。通りかかったスタッフに、バイキング形式ですかと訊くと、そうですと。それなら先にそこまで案内しろよ。泡盛をロックで注文しておいて、トレーにあれこれオカズを盛った。

沖縄っぽいものは意外と少なかった。

席に置かれていた酒はロックではなく、水割り。ロックを注文したよ、と取り替えてもらう。おかずプレートお代わりして、もう1種類泡盛もらって、〆はデザートあれこれとコーヒー。レジで飲み物分は部屋付けにしてもらい、レストランを出たが、よくよく見たら頼んでない日本酒が付けられている。おいおいいい加減にしてよ。戻ると、男性スタッフもいて、ただすみませんと繰り返すのみ。アカンわ、こりゃ、いつもこんなことやってるんだろうな。
もう一度、温泉へ行って、早々に寝た。
翌朝、雨の気配。朝風呂へ行く前に、せっかくなので部屋の風呂にも入った。温泉への通路は屋根はあるが、一部屋外。通路が濡れている。朝風呂は人が少なくて気持ちよかった。

猿人の湯、入口に猿人像。なんで猿人なんかねえ。

朝メシもビュッフェ。取りすぎないよう注意。

野菜中心に。ご飯少なめ。
雨は上がったが、まだ曇り空。
全国旅行支援の割引がなければ、1泊1万6000円もする。二度と泊まることはないだろう。温泉だけ入りに来れば十分。

昼過ぎにはレンタカーを返さなくてはならない。とりあえず、那覇に来たら寄ることにしている首里城へ。1月に来たばかりだけど。

修学旅行、ツアー客、海外からのお客たち、賑わいを見せていた。
どんな作業をしてるのか分かりやすく説明。
原寸大の図面とのこと。正面の唐破風になるらしい。
着実に再建は進んでいるようだ。

さて、次はどこへ? 初めて訪れる識名園。

ここは人が少ない。受付でなにか割引になるもの持ってないかと訊いてくれたが、何もない。年寄割引はないようだ。

石畳の道を歩いてると、紅い花びら。

デイゴの花。木の上を見上げたが、花はない。一昨日の暴風雨で散ってしまったのかな。

庭の作りが日本風ではなく面白い。

和風でも洋風でも中華風でもないなあ。
石橋がふたつ。
ショウブかな、水辺に咲いていた。

出口近くで、ようやく木のてっぺんに咲いてるデイゴの花を見つけた。

デイゴは毎年今頃から咲き始めて連休に満開となると受付の女性が教えてくれた。

車を返却し、空港でまたまた空港食堂。ビールとタコボール、ゴーヤあえもの。

昼も軽めに。

地域クーポンで土産も買って、さあ帰りましょう。

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