2019年8月 北海道の秘湯巡り 9 栗コロッケ 2019年8月24日 15:38 道南、銀婚湯温泉の広大な庭、というより森の中にはいくつもの趣向を凝らした風呂があるが、そのひとつ、トチニの湯の丸太浴槽。杉の大木をくりぬいてある。 札幌から追分ソーランラインを南下。右手に日本海を見ながら、次々と現れる奇岩、絶景を眺めながらのドライブ。 寿都町の国道脇にニシン御殿が立っていた。どうやらつい最近、改修工事が行われたようで、まだ工事中かもしれない状態だった。 寿都町の外れ、ぐんと突き出した岬が弁慶岬。義経伝説にまつわるのだろうが、ここまで立派な像を造らなくてもいいだろうにと思ってしまう。雨がやんでいたので、灯台を眺めたりして一服。 弁慶岬にハマナスの花が咲いていた。でも実になってる方が多かった。 予定では瀬棚まで行って昼ご飯にしたかったが、思った以上に遠くて、しかも食事ができそうな店は全く道路脇にない。しかたないので、よってけ!島牧、という道の駅で海鮮ラーメンを食べた。さすが北海道、どこへ行ってもファイターズ一押しなんだね。 三本杉岩。不思議だなあ、こんな岩が並んでるなんて。ここ以外にも似たような岩はあちこちに突っ立っていた。 てっくいランド大成、という道の駅で一休みして、ヨーグルトを飲んだ時に、おばさんにこんな天気だと奥尻島は見えないですよね、と言ったら、霞んでるけど端っこの方は見えるよ、と教えてくれた。結構、近いんだ。 道南の秘湯、銀婚湯温泉。秘湯を守る会のメンバー。客室の窓の外は森。すでに秋の気配たっぷりだった。 フロントであいている外風呂の木の鍵をもらって、玄関を出て、飛石伝いに裏手へと回る。 よく揺れる吊り橋を渡って、森の中をさらに進まないと、広々と点在する露天風呂にはたどり着けない。 トチニの湯、にはもう一つ浴槽があった。文字通り、かたわらに栃の木の大木が葉を茂らせていた。川の音を聞きながら浸かるお風呂は最高に気持ちいい。 銀婚湯旅館の正面。思っていた以上に部屋数は多い。ただし、泊まった日には10室も埋まってなかった。お風呂を一人貸し切りで入ることも多かった。 こちらは内湯の露天風呂。すぐ下を川が流れている。このお湯もなかなかよかったが、内湯が一番とろとろでいいお湯だった。 これを見たら、入ったお風呂のそれぞれで微妙に源泉の配合が異なってることがよく分かった。 通り抜けていく庭は見事な苔で覆われていた。 宿の裏手に数匹のネコがいた。この子は近づいてもじっと座ったままで、撫でても嫌がらない。 この子はこのまままっすぐに近寄ってきて、ゴロゴロして、とおねだりをした。 翌朝は、かつら並木を歩いて、カツラの湯へ朝一番、6時過ぎに歩いて向かった。カツラの大木の切り株の上にお風呂が設えてあった。 男女が入れ替わった朝の内湯の露天風呂。温度が低く、長湯にもってこいのお湯だった。 銀婚湯の夕食は凝りすぎていてイマイチ感心しなかったが、朝ご飯の味噌汁は絶品だった。 ニセコ五色湯旅館の大浴場の露天風呂。ガスがかかって周囲の景色が今ひとつ見えないのが残念。浴槽の底には木の板が張ってある。 こちらは五色湯のからまつの湯の露天風呂。正面に山の木々が迫ってくる。 からまつの湯の内湯の湯口。硫黄の成分がびっしり張り付いていた。 五色湯旅館の脇に、ぼこぼこお湯が湧き出す源泉があった。この向こうには自炊専用という別館が立っている。 昔の五色湯の写真が廊下のあちらこちらに展示されていた。 すぐ近くの展望台から眺めた五色湯旅館。山の方はガスで真っ白。 展望台にあった神社。ちゃんとお賽銭をあげてお参りしてきた。脇を女性が二人山姿で登っていった。 神社近くにアキノキリンソウが咲いていた。 五色湯温泉は標高750m、帰り道、下っていく途中、下界の町が遠くに見えた。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #弁慶岬 #追分ソーランライン #三本杉岩 #銀婚湯温泉 #ニセコ五色湯 9