シーライクスと歩んだ1年。未経験からデザイナーになるまでに学んだこと
こんにちは。くりこです。
2024年10月からフリーランスとして、
制作会社で業務委託のデザイナー・ディレクター
ECサイト運営会社でメルマガ作成
など、主に2社と業務委託契約を結んで働いています。
1年前のわたしは、絵心もない、デザインソフトを触ったこともない、完全なるデザイン未経験者でした。
1年前の2023年10月にシーライクスという女性向けキャリアスクールに入会し、
「WEBサイトつくれたら楽しそう」
そんな気持ちでWEBデザインコースを中心に受講をはじめました。
すぐにデザインのおもしろさと奥深さにハマり、2024年6月からはシーライクスが提供する4か月の短期集中デザイン特化コース「マルチクリエイターコース」(通称マルシー)も受講しました。
2024年10月は
シーライクス受講開始から1年
マルシー卒業
フリーランスとして独立
の節目となる月になりました。
シーライクスとマルシーの受講を通して、デザイン未経験がどんなデザインスキルを身につけたのか、わたしの制作物を見ながら紹介したいと思います。
スキルゼロからのスタート。Photoshop操作からじっくり学ぶ
シーライクスでは
デザインの4原則について
Photoshopの基本操作
バナー制作
と基本から順番に受講します。
Photoshopをパソコンにインストールするところから始めて
テキスト入力のやり方
図形の配置のやり方
色変更のやり方
写真の加工のやり方
をじっくり学ぶことができます。
Photoshopの操作に慣れたら、見本バナーを真似しながら
要素のレイアウトや大きさ
文字サイズや間隔の調整
色やあしらいについて
デザインの基本スキルを身につけていきました。
わたしは約6週間でPhotoshopの基本操作とデザインの基本操作について学び、オリジナルバナーを制作する課題に挑戦しました。
初めてのバナー制作では
文字が読みやすいか
情報の優先順位はついているか
ターゲットに適した配色になっているか
を意識して作りました。
デザイン未経験でPhotoshopを初めて触ったわたしが、6週間でオリジナルのバナーを作れるようになりました。
自分で思い描いたものを形にすることができて、とてもうれしかったのを覚えています。
クリエイティブコンペでお仕事チャレンジ初挑戦。
シーライクスでは、オリジナルバナー制作の課題を提出すると「クリエイティブコンペ」というお仕事チャレンジに挑戦できるようになります。
SHEが運営するInstagramのフィード投稿を作成するコンペで、採用されるとしっかり報酬ももらえるので、「まずお仕事に挑戦してみよう」という初心者にすごくおすすめです。
わたしはSHE money インスタグラムのデザイン制作コンペに4回挑戦し、2回採用されました!
※企画書をもとに本文のデザイン制作を担当
すでに決まったコンテンツ内容にデザイン制作をするだけコンペもあるので、「内容を考えるのが難しい・・・」という方はまずここから挑戦するといいですよ。
お仕事チャレンジもステップアップ!企業案件でいろんなデザインに挑戦
シーライクスのクリエイティブコンペで実績を作り自信をつけたところで、次は企業案件のコンペに挑戦をしました。
シーライクスの受講生を対象に募集される企業案件のコンペでは
化粧品ブランド
英会話スクール
サプリメント
など女性をターゲットにした商品やサービスのバナーやSNSクリエイティブの制作に挑戦できます。
採用されると報酬をいただけるのはもちろん、不採用でも自分の作品としてポートフォリオに掲載することができる案件も多いので、学んだことを実践するアウトプットの場としてぜひ活用してください。
マルシー受講開始。8つの実践課題に取り組むスパルタ期間。
2024年6月から、4か月の短期集中デザイン特化コース「マルチクリエイターコース」(通称マルシー)の受講を開始しました。
副業でのデザイン業務を行う中で、「お客様にプロのデザイナーとして提案する力がまだまだ足りない」と感じたのをきっかけに、さらにスキルアップして価値を提供するためにマルシーで学ぶことにしました。
マルシーでは、実践的なデザインスキルが身につく8つの課題制作を行います。
バナー制作やチラシのデザイン、デザイン〜コーディングを含むサイト制作まで、大小さまざまな課題に挑戦します。
1つあたりの制作期間は1〜3週間。
まさに「作ってつくって、作りまくる」4ヶ月となりました。
オリジナル作品を制作する課題を中心に、わたしの制作物を見ながら学んだことをご紹介します。
【バナー】英会話スクール お友達紹介キャンペーン
マルシー課題は、まずバナー制作から始まります。
制作要件に沿って、1週間でオリジナルバナーの制作を行いました。
始めてつくったバナーと比べると
情報の優先度(テキストの強弱・色使い)
要素のまとまりと見やすさ
バナーの目的を達成するしかけ
など、工夫できたところが増えています。
【サイトデザイン】コワーキングスペース サービスサイト
お手本のWEBサイトトレースと分析を経て、さっそくオリジナルでのサイトデザイン制作を行います。
制作期間は2週間。
短く思えますが、実際の案件でのスケジュールを目安にしているそうです。
サイトの目的やターゲットなどのクライアントからの要望をもとに
どんな情報をどのような順番で載せるか
色やフォントをどうするか
レイアウトやボタンの配置をどうするか
参考デザインのリサーチやイメージボードの制作を通してイメージを具体的なデザインに落とし込む思考プロセスを学びました。
【サイトデザイン・実装】ベビー用品 リクルートサイト
マルシーでの2つ目のサイト制作では、デザインだけでなくコーディングというプログラミングでの実装まで行いました。
1つ目のサイト制作と違い
・ワイヤーフレーム(WEBサイトの設計図)から自分で作成する
・レスポンシブデザイン(スマホ対応)を行う
・コーディングとサーバーへのサイトアップを行う
とかなりのボリューム!
これだけの作業を3週間で行いました。
オリジナルサイトを1からコーディングをしたのは初めてだったので、マルシー専用のもくもく会(勉強会)に何度も行き、講師の方に質問してなんとか制作することができました。
デザインからコーディングして実装、サイト公開まで一人で行ったことで、WEBデザイナーと名乗れるスキルがやっと身についたと自信につながりました。
【UI・UX改善】ECサイト
マルシーで学ぶのはサイト制作だけじゃありません。
わたしたちがショッピングやサービスの利用で使うアプリ、WEBサイトの使い心地を決める「UI・UX」についても学ぶことができます。
課題では、架空のショッピングサービスにおいて
ユーザーが買い物カゴに商品を入れるのに購入してもらえない
ほしい商品が見つけづらくカゴに入れずに離脱されてしまう
1点ずつしか購入されずに顧客単価が低い
など、実際の現場でも起こる課題をどのように改善するか考えます。
課題を解決するためには、どのような機能が必要か
必要な機能をわかりやすく、使いやすくするにはどうしたら良いか
なぜその機能を追加して、そのデザインにするのか
を参考となるサイトを分析しながら自分のサイトデザインに落とし込んでいきます。
日頃使っているWEBサイトやアプリがどのような意図でデザインされているのかに気づくことができた、とてもやりがいのある課題となりました。
【フライヤー】ヘアサロン 新規オープン告知
デザイナーとして働く中で
チラシやフライヤーを作ってほしい
名刺を作ってほしい
パンフレットを作ってほしい
など印刷物のデザインを依頼される機会も多いのではないでしょうか。
マルシーでは、PhotoshopやFigmaだけでなく、Illustratorを使用する課題にも挑戦しました。
印刷物ならではの
決まったサイズに情報を過不足なくレイアウトする
仕上がりサイズを想定して文字や画像のサイズを決める
カラーモードやトンボの設定をする
という注意点を再確認することができました。
これまで、Illustratorと印刷物のデザインにものすごく苦手意識があったのですが、
「参考デザインから取り入れられる要素を落とし込む」
というデザインの基本的な考え方を学んだおかげで、納得のいく制作物を仕上げることができました。
マルシー受講でデザインスキルは身についたのか?
4ヶ月のマルシー受講を通して、見た目のデザイン力はもちろん、
「なぜこのデザインなのか」
という思考力がすごく鍛えられました。
デザイナーとしてお仕事を始めたばかりの頃は
お客様の会社のコーポレートカラーだからこの色にしよう
お客様の要望だから意図してないけど修正しなきゃ
と周りの情報や意見に右往左往してばかりいました。
マルシー受講後は
お客様がターゲットに感じてほしい自社の印象
サイトを通して達成したい目的
から逆算した根拠のあるデザイン提案ができるようになり、打ち合わせで手応えを感じられるようになりました。
未経験からデザイナーへ。シーライクスが教えてくれたこと
1年前のわたしは
絵が下手で子どもの落書きレベル
デザインツール触ったことなし
という完全なるデザイン未経験でした。
そんなわたしでも、1年間のシーライクスとマルシーの受講を通して
Photoshop、Illustrator、Figmaなど複数のデザインソフトが使える
STUDIO、WordPress、HTLM/CSSを使ってサイト制作や保守ができる
お客様に根拠をもってデザインの提案ができる
とデザイナーとしての基本スキルを身につけ、新しいキャリアの入り口に立つことができました。
今後も、お客様に自分のスキルで価値を提供するためにはライティングやマーケティング、生成AIの活用など、新しいインプットが必要不可欠。
時代に合わせた新しいコースやコンテンツが増え続けるシーライクスを、まだ使い倒そうと思います。
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