何かを背負う存在となる ~【櫻坂46】外番組獲得への道として~
最近、外番組に出ているメンバーの様子を普通に見かけるようになってきた。
グループの認知度が上がってきていることもあり、「坂道」と言うだけで呼ばれることも多い。
番組からオファーを獲得する手段として、「坂道」ブランドは強い。
写真集のランキングを見てもわかる通り、彼女たちの写真集は、一定以上の売上げが見込めるため、企画としてあげやすいポジションである。
その数字は、番組に興味を持ってもらいたい大人たちも、それなりに重要視しているはずだ。
かなりのファン層を持っている彼女たちが出演するというだけで、少なくともファンが一度は目にすることになるだろう。
時間帯やチャンネル、放送されている地域などが原因で、なかなか視聴率が上がらなくても、番組の内容に自信があれば、1回でも観てもらうことで、人気に火が付く可能性が高くなる。
そんな時に、彼女たちの存在は、実にちょうどよい。
この頃は、放送されていない地域でも、TVerなどを利用して、番組を観ることができるため、スケジュールの都合がつけば、是非とも出演してもらいたい存在と言えるだろう。
次の狙いどころは、世代を代表するというポジションである。
今週と来週、「ラヴィット!」に山﨑さんが二週続けて呼ばれているのも、このパターンに入るだろう。
「現役JK」という立場は、かなり強い。
山﨑さんの場合は、ファッション誌「ViVi」の専属モデルという要素も加わるため、最先端の流行を紹介する人材として、非常に都合がよい。
櫻坂46の中では、唯一の存在となってしまったので呼ばれる可能性が、今後増してくることが期待できる。
現在実施されている「新メンバー募集」によって、山﨑さんと同年代のメンバーが加入してくることが予想されるが、彼女の場合は、表題曲のセンターを経験しているというアドバンテージもあり、当分、この世代の代表となる時期が続いていくだろう。
「JK」同様、「JD」も需要が多い世代である。
原田さんが卒業してしまうため、このポジションで出演できるメンバーは武元さんしかいない。今後、この世代も補充されることも望まれるところだ。
武元さんと言えば、「Mr.Children」の大ファンという方が、認知されているかもしれない。
ミスチルさんは芸歴が長いため、古参のファンが多いアーティストであるが、それだからこそ、若い世代を代表して、感想や意見が聞かれる状況が増してきている。
朝日新聞にファンとして載ったことも話題となったが、これも、彼女が加入当時から、一貫して「ミスチルさんのガチファン」であることを公言してきたことが、今回のようなチャンスにつながっている。
武元さんは、出身地である滋賀への愛情も深く、冠番組で滋賀ロケの権利を獲得している。ご時世から、ロケ企画はなかなか実現していないが、FM滋賀の出演枠を獲得したようだ。
このまま「滋賀愛」を表明していれば、観光大使も夢ではないだろう。
武元さん同様、古参のファンが多い中、若者代表で食い込んでいるのが、小池さんである。
彼女は、オーディションの時から、昭和歌謡を歌ったことで、審査員から注目を集めていた。彼女の「昭和歌謡が好き」「YMOが好き」という発言は、しっかりと番組の出演獲得まで結びついている。
小池さんと武元さんに共通しているのは、にわかファンではなかなか言えないようなところまで、しっかり把握している点だろう。
「若いのに、そんなことまで知ってるの?」と思われるだけでも、「だったら、これは知ってる?」という形で、一気に興味の対象となることができる。
そうなってしまえば、「是非話を聞いてみたい」という存在になることができるので、そのジャンルの番組や企画をやることになった時、名前があがるようになるだろう。
武元さんのように、ちょうどMr.Childrenにとっても記念すべき年に、「ガチファン」であり、「若い世代」であり、「坂道のメンバー」という好条件が重なっていることも、彼女の「運」と言えるだろう。
チャンスは、待っているだけでは絶対に来ない。
オーディションがあれば、手間を惜しまず応募してみる。
好きなことは、事あるごとに周りに伝えていく。
そして、それを諦めずに言い続ける。
日頃からの地道な努力があってこそ、幸運を手にすることができるということを忘れてはいけない。