それぞれの良さを発揮していく ~【櫻坂46】不器用さがメリットになる瞬間~
七夕の夜、土生さんのSHOWROOMが配信された。
当日誕生日であった土生さんと一緒に、キャプテンの菅井さんや尾関さんも配信に参加することとなり、長年苦楽を共にした同志ならではの仲良しぶりが印象に残った。
配信の中では、普通のことのように、理佐さんや平手さんの名前もあがり、卒業という人生の選択が、彼女たちの仲を遠ざけるものではないことがわかる。
同時に、二期生と食事会をした様子なども教えてくれたことから、積極的に会話の機会を設け、より親睦を深めようとしている様子を垣間見ることができる。
最初22人から始まった一期生も、過半数以上が卒業してしまったことで、グループ内の勢力図も変化してきている。
キャリアからすれば、二期生の倍以上の経験値があるため、まだまだアドバンテージが残っているとはいえ、最近は外番組で活躍しているのは、二期生がほとんどである。
櫻坂46として、外番組に出演する時、やはり現段階で中心となって活動している二期生を押し出していった方が、新しいグループであることを世間に広めていくためには、より効果的だからだろう。
二期生は、一期生と比べると、器用にいろいろなことができるメンバーが多い。森田さんや田村さん、山﨑さんなど、ドラマに出ても演技を普通にこなしている。
意外な抜擢と言われている藤吉さんも、パフォーマンス同様、独特な雰囲気を維持したまま、ドラマの中でしっかりと存在感を出すことに成功している。当の本人は、苦しみながら試行錯誤しているようだが、また彼女の演技が観てみたいと思わせるだけの魅力がある。
活動初期に亜門先生が言っていたように、女優の才能があるのかもしれない。これからが非常に楽しみな一人である。
バラエティ番組でも、守屋さんや武元さん、井上さんや松田さんなど、もう既に貫禄さえ感じさせるほどの安定感がある。
クイズメンバーである武元さんは、その学力を見せつける形で、グループの知名度アップに貢献している。松田さんも、クイズ番組に出演する回数を重ねるごとに、良い成績が出せるようになっていて、もうリアクションだけではないところを見せてくれている。
大園さんや井上さん、増本さんなど、学力が高いメンバーがさらに活躍してくれるようになると、櫻坂46の良さが広まるきっかけになるだろう。
一期生のSHOWROOMを観ていて、懐かしい名前があがってきたことから、彼女たちの不器用だが、決して諦めることなく努力を続け、最終的に凄いものをみせてくれる感じを思い出したからこそ、今の二期生との違いに気づくことができる。
二期生のインタビューでも、一緒に活動するようになったことで、「一期生の気迫の凄まじさがますます感じられた」という感想が多く見られた。
外から観ているだけでは気づくことができないものが、ひしひしと感じられたのだろう。
この一期生がもっている独特の必死さ、全身全霊をかけてパフォーマンスに取り組んでいる感じが好きなファンは多い。
一期生と二期生の良さが合わさることで、櫻坂46はより大きな光を放っていきそうである。
それを確認することができる「アルバム」と「W KEYAKI FES.」が本当に楽しみである。