良き前例として・・・ ~【櫻坂46】理佐さんの卒業コンサートが終演して~
今週末、理佐さんが卒業してしまうことに関して、寂しさと楽しさが複雑に入り交じった感情におそわれる瞬間が何度もあった。
それにしても、理佐さんが卒業することに対して、いろいろな人たちからお祝いが届けられている現実をみて、理佐さんの偉大さを改めて実感させられた。
彼女が心血を注いで取り組んできた結果が、一遍に報われている瞬間である。
グループに残って、これからもパフォーマンスを見せて欲しいという感情と、グループを離れて、更なる高みを目指して活躍して欲しいという矛盾した感情を抱えたまま、怒濤のように流れていく「理佐さんの最後」を見ているという状況である。
欅坂46時代まで遡っても、これだけフルセットで「卒業」をお祝いすることはなかった。
卒コン、メモリアルブック、特別企画・・・などなど、全方位からの祝福企画が出揃っている。
欅坂46結成当初からのファンは、今までこのような流れで卒業を経験したことがない。どちらかと言えば、突然訪れる場合が多かったため、どうしても、じわじわとくるお別れになれていないというのが実状である。
それでも、理佐さんが「良い前例」を作ってくれた。
それは決して平坦な道のりでは無かったが、真摯な姿勢で活動に取り組み、ファンやメンバー、スタッフの皆さんをはじめ、関わりがあった全ての人たちに、変わることなく精一杯の愛情を注いできたことが、このような結果となって現れていると言えるだろう。
人を判断する時、その人の足跡を見れば、すぐに判断できるというのは、もう常識である。
そんなことは百も承知と思っていても、約7年にわたって、そのような姿勢を貫くことは並大抵のことではできない。
裏表なく継続していることは、意外に人から見られているものである。
そんな人からの評価も期待することなくやってきたことは、実は皆が気づいていることが多い。
「けやかけ」の初期、楽屋隠し撮り企画の時、理佐さんが部屋のゴミを誰に言われるでもなく片付けている様子が紹介された。
その後も、彼女のきれい好きエピソードは今でも続いている。
先日の原田さんとのSHOWROOMでも、きれい好き過ぎる理佐さんの行動が話題になり、「そこまでやる人おらんわ!」と原田さんに言われていた。
このような人として尊敬できる姿勢は、どこの世界にいっても通用するものである。
理佐さんが欅坂46~櫻坂46で活動してきた姿は、後輩たちが目指すべき良き模範となるだろう。
そう言った意味でも、グループにとって、「彼女が大きな精神的支柱であった」と言えるのかもしれない。
理佐さんは、最後まで「支える人」であった。
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