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ただただ美しい・・・ ~【櫻坂46】公開された「僕のジレンマ」MVの第一印象~

異例のカウントダウンは、伊達ではなかった。
ファンの期待値を上げるだけ上げてきていたので、相当の自信作と予想していたのだが、その予想や期待をはるかに上回るMVが公開された。
理佐さんがセンターをする全員曲「僕のジレンマ」である。

今回のMVの出来映えをみると、かなり前の時期から、理佐さんの卒業に向けた準備が進められていたことがわかる。
大手レコード会社が総力をあげて、予算を目いっぱい使って制作していることが、十分に伝わってくる仕上がりである。

高いビジュアルが魅力の一つであるメンバーたちが、全員出演しているだけで、非常に尊いのだが、それに加えて、衣装が素晴らしい。
背景となっているロケ地の色合いに合わせて、二通りの衣装が用意されており、それだけでも、かなり力を入れていることがわかる。
組まれているセットも、寄せ集めの廃材や建具などで組み立てられた建物となっているのだが、これは「再生」の象徴なのだろうか。
休業を余儀なくされ、ボロボロになりながらも、改名することで「櫻坂46」として再起動リスタートし、それが形となってきたことが、このシーンからも感じられる。

羽根つきの仮面を付けた状態で踊るシーンや、鏡の前に立つメンバーの様子は、本心を押し隠して、葛藤を抱えたまま、それでもパフォーマンスをしているメンバーの姿と重なる部分が多い。
前半で、理佐さんが、メンバーたちの仮面を外すシーンがあるが、これは、理佐さんがメンバーたちの気持ちを汲んで、支えてきた様子を表現しているようにも見える。

ラストの理佐さんの表情や、握りしめたこぶしを見て、改めて、彼女の卒業を心から祝福し、これからも応援していきたいと決意を新たにしている自分がいた。


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