緊張感と脱力感 ~【櫻坂46・日向坂46】SHOWROOM配信ラッシュの中で~
今年に入って、日向坂46のSHOWROOM配信が続いている。
新三期生が先鞭をつける形でブームが始まったのだが、このような流れは、ファンとしても、喜ばしいことと言えるだろう。
1月22日~23日は、土日ということもあり、多くのメンバーが配信していた。
グループに加入する際の審査方法として、SHOWROOM配信が採用されていたことから、日向坂46のメンバーは、余り緊張することもなく、くつろいだ様子を見せてくれることが多い。
リラックスした状態で話してくれるので、観ている側も、ただただ可愛い表情や仕草を堪能する時間を過ごすことになる。
話している内容も、本当にカフェで話しているかのように、思いつくままに話題が展開されていくので、一緒に楽しくおしゃべりをしているような気分になることが出来る。
コメントに反応しつつ、しっかりとエピソードをふくらませて、ファンの期待に応えようとしている姿勢に感心することも少なくない。
1月22日は、久美さんの誕生日でもあったので、美玲さんがサプライズでお祝いしている微笑ましい様子も見ることができた。
このように、楽屋オフショットを覗いているような気分になることが出来るのが、日向坂46のSHOWROOMスタイルである。
このような日向坂46の流れを知ってか知らずか、今週は、櫻坂46のメンバーもSHOWROOM配信をしていた。
年始早々、「BACKS LIVE!!」を開催するため、必死にリハーサルをしていたことから、SHOWROOM配信をする時間もとれなかったようだが、活動が一段落した状況であることもあり、一期生の原田さんと理佐さんが配信をしていた。
欅坂46の一期生は、SHOWROOM審査をしていないため、どうしても、カメラの前になると、少し緊張してしまうのだろう。
初期の頃から、実の姉妹のように仲が良い二人なのだが、カメラ前で話すことに慣れていない様子に、観ている側にも同様の緊張が走る場合が多い。
日向坂46のメンバー同様、ノープランでコメントに応えていくというスタイルで配信していたのだが、結果として、何か告知されるということも無く終了した。
彼女たちの配信に続いて、日向坂46の加藤さんが配信をしたのだが、再び、日向坂46らしい「ふにゃん」とした配信となっていたのが面白い。
日向坂46の宮田さん→櫻坂46の二人→加藤さんという流れで観ていると、原田さんと理佐さんが、SHOWROOM配信に慣れていないことは一目瞭然である。この独特の雰囲気は、昨年末に実施された小林さんの配信でも感じたものである。
欅坂46のパフォーマンスが好きなファンは、この独特の緊張感から、彼女たちらしさを感じることも多いだろう。以前の冠番組「けやかけ」の雰囲気と言えば、わかりやすいかもしれない。
このようにSHOWROOM配信から、彼女たちの素の部分を感じることができるのだが、グループごとに雰囲気が違うのは、すぐにわかるだろう。
そのため、櫻坂46一期生の配信を観ていると、彼女たちの本質的な部分が余り変わっていないことがわかる。
それでも、櫻坂46の二期生は、SHOWROOMに慣れているメンバーばかりである。そのため、今後は、あの「緊張」を感じる場面も少なくなるだろう。
それを進化と捉えるか、寂しいと感じるかは、ファンごとに違ってくる部分かもしれない。
自分は、あの雰囲気が好きだったということもあり、今までのように変わらないでいて欲しいと思ってしまうのだが・・・。
どちらにしても、次のシングルが発売されるまで、オンライン握手会が開催されることもないので、この配信ブームが、これからも続いていくことを心から願うばかりである。