試練は神様からの贈り物? ~【櫻坂46】日向坂46の新曲発売延期を受けて~
新型コロナウィルスの感染拡大が始まってから、ずっと万全な感染対策をしていた坂道グループにも、ついに「その時」が来てしまった。
世間的には、まん延防止等重点措置も解除され、注意していくことで以前のような生活を取り戻しつつあった時期に、3グループとも、一気に感染が拡大してしまった。
櫻坂46では、今のところ、理佐さんだけの感染が確認されただけで済んでいる。
新曲発売の時であり、理佐さんと原田さんの卒業のタイミングであったので、音楽番組に今まで通り全て出演して欲しかったのだが、その望みが叶うことはなかった。
それでも、新曲の発売日には復帰したのは、理佐さんらしいと言えるかもしれない。
日向坂46も、念願の東京ドーム公演と、5月発売の新曲に向けてキャンペーンが予定されていた。
東京ドーム公演前に、濱岸さんの感染が確認され、ドーム公演に出ることができなかった。その事実を受けて、本人はもちろん、メンバーも非常に残念がっていたのが印象的である。
ドーム公演が終わった後、22人のメンバーのうち、18人が感染という事態となってしまい、ファンの間でも激震が走った。
東京ドームの最終日に初披露された「僕なんか」が、5月11日に発売されることが決まっていたが、つい先日、発売が6月1日に延期されることが発表された。
この発表によって、メンバー全員がきちんと体力を回復してから、新曲キャンペーンに臨むことができるので、実質2ヶ月のキャンペーン期間となり、きっちり挽回できそうである。
日向坂46でも、美穂さんが今回のシングル期間で卒業するため、この延期は、ファンにとっては嬉しい贈り物となったかもしれない。
日向坂46は、けやき坂46時代から、ライブの時、何かアクシデントがあることが多い。
しかし、欠席しているメンバーの分も補って余りあるほどの情熱を傾けて、ライブに臨むことで、それを乗り越えてきている。
小坂さんも復帰して、やっと全員が参加する形で、東京ドーム公演が実現するのかと思っていた矢先、感染が確認されてしまったという事実に、さすがに「神も仏もないのか」と思ってしまったが、目標が達成できない悔しさを持った状態で、ライブをしなくてはいけないという試練を与えたことには、きっと大きな計らいがあるのだろう。
よく「神様は、乗り越えられない『試練』は与えない」と言われるのだが、今回のアクシデントも、神が与えた大愛と捉えていくことで、グループにとってプラスに働くことは間違いない。
このような感染拡大の様子をみると、「グループで活動するということは、親子よりも濃い時間を過ごす関係性である」ことの証左とも言える。
グループを愛し、メンバーをよく見ている理佐さんが話していることが、メンバーの関係性をよく表している。
「五月雨よ」が発売されてから、あっと言う間に1週間が経ってしまった。
ファンとしても、この貴重な期間を大切にしながら、思い残すことがないように応援をしていきたい。