見出し画像

初の土曜営業後、ビジョンについて掘り下げてみた

先日、初めて営業しました、土曜日に。

そもそも論。
サービス業、土日営業した方がいいよね、とは当然私も考えていました。

でも、オープン当初は、自分の体力も心配だったから週2でスタート。
次第に営業できる日が増えてきたけど、土日はお子さんがいるスタッフにも休んでほしい。
だって子供ができた後、自分自身が「土日営業がある」ことが飲食業を選ばない理由だったから。

でもあちこちから「週末営業してほしい」という声をもらってました。
同時にスタッフと話をしていて、時々ならスタッフも集まりそうなことがわかってきました。

販売に絞る、と決めたのは良いけれど

ちょうど土曜営業を考え始めていた3月頃、実は私、迷っていました。

オープン後しばらく経った頃の写真。今も変わらずお客様にはカウンター越しでお買い上げいただいています。

販売とワークショップの両輪で進もうと決めて始めたお店だけど、実際は製造販売、お店の運営やスタッフの育成で精一杯。

自分でワークショップをやることについては、一旦考えるのをやめよう。
そう決めました。

ただ、そう決めたら、迷いがうまれました。
あれ?どこに進もう?

でも何かできるよう場所も整ってきたし。
もっと楽しんでもらえる形はあるはず。

建築女子スタッフの力で4月に完成した模様替え


外部講師ワークショップのように、自分ではない他の方の力を借りて、可能性が広げられないのかな?

そんな時に知り合いのかすやさんがこんな投稿を発信されました。

「かすや貸し出します」

糟谷さんは、理学療法士さんで、訪問看護など行う会社の社長さん。
医療と社会の垣根を取り払い、相談しやすい場所を作りたい、とカフェの経営などもされています。
その糟谷さんが、自分の出来ることをやりますよ、と公開されていたのです。

糟谷さんとのご縁は、シェアキッチン仲間だったパティシエの薫さん繋がり。

彼女のアトリエがある建物の運営もされている糟谷さんには、ほんの数回お会いしたことがあるものの、急に依頼をするほど面識があったわけではなかったのですが「なんでもやるよ。コーヒーも淹れるよ」と発信されていたので、ダメ元と思って思い切って依頼してみました。

土曜営業の時、コーヒー淹れてもらえませんか?

晴れて快諾。お願いできることになりました。

自分がワークショップをやれなくても、この場所の楽しい要素を増やしたい。
「この場所を、通過するだけの場所にしたくない」という気持ちを伝え、お客様にもご迷惑をかけず、土曜営業を楽しんでもらえる動線ややり方について、糟谷さんと薫さんに話を聞いてもらい。
お店に持ち帰りスタッフとも話し合いました。

雨晴れそれぞれのフォーメーションを想定し、「サタデイクリカ」と名付けた当日。

4月29日、天気は程よく晴れ。
お店の表を薫さんと糟谷さんにまるっとお任せし、
コーヒー豆は、お店から自転車10分のところにある日頃からお世話になっているマグネットコーヒーさんに依頼。コーヒーの試飲販売という形を取りました。

目的は「この場所でどんなことができるか、可能性を探る」

当日は、私自身もフルで作り続けていたので、ほぼお任せ状態でしたが、店頭にはコーヒーの香りが漂い、笑い声が聞こえていました。

サタデイクリカ当日

落ち着いた時間帯に、スタッフにも交代で試飲してきてもらい、空気感を体感してもらいました。

食を通して、ベーグルを通して、シンプルを提案する

この4月から、ちょっと真面目に学びをスタートさせました。

女性経営者の方から、仕事の仕組み化について学ぶ講座。
そこで自分の、そして仕事の、ビジョンについて考えています。

仕事のビジョンとしては、教室を始めた8年前から掲げていた言葉
「シンプルな美味しさ、時間が作る美味しさ を届ける」
というものがあるのですが、今回この言葉について掘り下げて考えています。
まだ結論は出てないけど、一つ言えることは。

シンプルであることは、選択肢が増えることとイコールなのではないか、ということ。
イメージは、プレーンなパン。白いご飯。

シンプルであればそれだけ、後で好きなように変化できる。

それは多分、生き方、生活なんかとも共通していて、食がシンプルであれば生き方もシンプルになり、ひいてはそれぞれに余白が生まれ、選択肢が増える。
シンプルであるからこそ、持続可能でもある。

とは言え。
私自身、日常生活はなかなかにガチャついてるし、無化調で作っても家族は好きに化学調味料ふりかけてるし、私がコントロールなんてできないw
でもそれもそれぞれの選択。
選択の自由があるのも、シンプルの良さ(と自分に言い聞かせているw)

まとめると

脱線しましたが、今回のベーグル屋クリカ食堂のイベント的「サタデイクリカ」

ベーグルを買うだけでもよし。
会話を楽しみたい人は楽しむもよし。
コーヒーを味わうもよし。
ベーグル1個買うもよし、数個買うもよし。

土曜営業をしたことで、そういう選択肢がこれまでよりも増えたように感じました。
ちょっと大袈裟かもしれませんがね笑

こんなチャレンジができたのも、

糟谷さん、薫さん、マグネットの風間さんはもちろんですが。

お隣の高千穂産業さんが店頭を貸してくださったおかげ。
お客様がマナーを守って楽しんでくださったおかげ。

心より感謝します。

そんなこんなで楽しんでもらえることもわかったので、
次回もどうぞお楽しみに!

いいなと思ったら応援しよう!