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【緊急】JR東日本 週末パス廃止のアナウンス【終末]

JR東日本の週末パスが6月をもって廃止されるとアナウンスされました。値上げとか、代替商品のアナウンスもなく。

直近改変された18きっぷは確かに出血大サービスチケットだったのである程度仕方ないとは思うのですが、週末パスについては廃止することでなんのメリットがあるのでしょうか?どういう理屈で利益を増やせるのでしょうか?

JR東日本においては、週末パスは一大市場の東京圏を含む通年販売の看板商品なので、民営企業だからこそステークホルダーに対してマーケティング結果を説明してもらいたいです。

18きっぷ改変の時によく見られた擁護意見の「自動改札が通せる」「転売防止」という流れは、週末パスでは全否定なので完全に外れてますね。

確かに私鉄や三セクとの調整が難しいのはわかるので、JRだけになったとしても十分お得な切符だと思いますし、1万円に値上げしても十分利用者は居ると思いますよ。

JRはえきねっととかのお得な切符に誘導したいのでしょうが、結局新幹線や特急停車駅までの乗車券は別で買う必要があるし、総額ではあまり変わらなくなってしまう。点と点で、しかもお得に乗るには事前に購入が必要となると、LCCで良くない?ってなるし。成田から北海道や九州へも1万円以下でいけますし。東京圏の一大市場に対してJR東管内にそこで戦えるほど魅力ある目的地ありますか?

地方目線で言えば、例えば南東北や信越地方の人が土曜日夜は横浜でライブがあって、日曜日は都内で遊んで帰るみたいな使い方はできなくなる。それなら高速バスでいいか、友達と乗り合わせて車でってなるのでは?

週末パスに関しては、新幹線・特急で急ぐ旅もローカル線でゆったりするのも選択できるし、直前で天候とかを見ながら行き先を決める気ままな旅ができるということが価値であって、8880円の安さが支持されていた理由ではないと思います。いうて新潟とか仙台と東京を単純往復するといい感じで元が取れる絶妙な価格も、そこまで激安とも思えないですし。

週末パスはすでにある鉄道という資産を活かして大した投資が必要でもなく、特急利用やグリーン車課金も狙えるし、駅ナカの利用も期待できる、運休に対して補償もいらない、JR東日本側にもメリットのあるチケットだと思うんですが。

そもそも鉄道は点と点を結ぶ飛行機や高速バスと違って、線と面でつながっていることが他にない魅力・価値であり、その魅力・価値に値段をつけて収益を得るために自由に周遊できるパスを販売しているのではないのでしょうか。ローカル線に無駄に乗られても困るし、周遊旅行をしたい人は客ではないですということですかね。

さて、鉄道の面白さをPRするためにスポンサーをつけている鉄道系Youtuber達はどのように反応するのでしょうか?そういうYoutuberがやってる鉄道旅を見て真似したいと思う人がいるからスポンサーになっているんじゃないんですかね?我々は正規料金で無限に時間をかけて、経費で旅行できる人種ではないんですよ(JR東がスポンサーになっているYoutuberが居るかはわからないけど)。



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