近鉄電車全部乗る② 近鉄最年少路線 けいはんな線
けいはんな線は近鉄の路線で最も新しい路線。近鉄の創業路線の奈良線の北側を並走するOsaka Metro中央線(当時は大阪市営地下鉄)を延伸する形で長田から生駒駅が1986年に開業、そして2006年に生駒から現在の終点である学研奈良登美ヶ丘駅が開業している。「けいはんな」というふざけてるかと思う名前はこの路線が通る京都・大阪・奈良(京阪奈)にまたがる関西文化学術研究都市の愛称けいはんな学研都市から。
けいはんな線乗りつぶし
近鉄週末フリーパスは金土日で購入しておりまして、金曜夜にけいはんな線だけ乗りに行きました。
けいはんな線の将来
関東におけるつくばと比較されるこのけいはんな学研都市エリアは国の研究機関や大学、さらにはニュータウンが形成されており、けいはんな線の延伸構想もでている。この延伸では京都府精華町方面へ延伸し学研都市の中核部を通ってJR学研都市線と近鉄京都線に接続する新祝園駅方面に延伸する計画と、そのまま最短距離で奈良県内近鉄奈良線の高の原駅をつなぐプランがある。夢があるのは前者ですが。
他の近鉄路線と異なり、Osaka Metro線に直通するため足元から電気をとる第三軌条方式をとっている。そのせいで現時点では奈良線などとは直通運転ができない。ただ2025年に開催予定の大阪万博の会場となる夢洲へOsaka Metro中央線が延伸するなかで、直通特急を走らせる構想もある。そのために日本で採用実績のない第三軌条と普通の電車のように架空電線の両方から電気をとれる車両を開発しているとプレスリリースも発表されている。近鉄は規模が大きい鉄道会社だからこそ車両のバリエーションのスケールも他社とは違う。