JR乗りつぶしの記録 名古屋~和歌山2021/1/9
2回分残った18きっぷ。東北を目指す予定が雪が心配になったので急遽雪の影響がなさそうなエリアに変えようと、急遽夜行移動で名古屋へ。大物を攻めることにしました。
1本目 関西本線・伊勢鉄道・紀勢本線・参宮線
名古屋 7:43→伊勢市 9:01(実際は近鉄)
朝名古屋駅につくと関西線の架線トラブルで遅延している。自分の乗る快速みえは予定通りと表示されてたと思ったら各駅停車に変更。後続に乗り継げない可能性が出てきたので、振替証を貰い桑名から近鉄特急(追加課金)に乗り換えて松阪を目指す。めちゃくちゃ寒くて名古屋からの車窓に見える水路とか凍ってるのね。
2・3本目 名松線 伊勢市 9:38→伊勢奥津 11:02・11:30→伊勢市 12:54
名松線は松阪から名張を目指してたけど、線形も立地もいい近鉄が先に開通させてしまい勝てる見込みがなくて延伸を断念した盲腸線。終点まで行けるのは7.5往復、JR東海ダントツの赤字路線。雲出川に沿った谷をひた走る。数年前の豪雨災害で家城から先が不通になった際に廃線が検討されたところ、自治体が利用促進を働き掛け(金も出し)全線復旧させた。結局利用者が増えたわけでもなく、地方ローカル線の在り方の課題が凝縮されてますね。肥薩線や久大本線がどうなるか・・・。
結局松阪で乗り継ぐ名松線は、他からの接続待ちして30分遅れで発車。伊勢奥津での折返しが元々30分あったのが、即折返しでダイヤ回復。ただ今度は風で徐行運転を繰り返す。
途中の家城でタブレット交換をする。タブレット交換とは単線閑散区間の信号システムで、決められた区間ごとに規定の通行票(タブレット)を持ってる車両しか侵入してはいけないという仕組み。名松線は2編成が単純往復してるだけなので、途中の家城で必ず運転手同士がすれ違ってるタブレットを交換することで安全に通行できる仕組み。
4・5本目 参宮線 伊勢市 13:03→鳥羽 14:02・14:05→多気 14:35
松阪から次はJR参宮線の鳥羽を目指す。やはり朝の遅延が残ってたので、また振替で近鉄のお世話になり鳥羽へ先行。遅い昼飯を調達。案の定JRで行ってたら鳥羽折返しで乗りたかった快速に乗り継げなかった。やっぱり名古屋から伊勢志摩方面は近鉄が本数・スピード・運賃・特急のバリエーションで圧倒的ですね。単線非電化路線に新規で投資する気もないだろうし勝負になってない。
6~8本目 紀勢本線
多岐 15:23→新宮 19:00・19:02→紀伊田辺 21:50・21:55 →和歌山 23:40
多気から本日のメインディッシュ、紀勢線乗り通し。和歌山まで8時間半に渡る区間。それにしても多気駅なんもないのね。おばあちゃんがやってる寂れたヤマザキショップしかない。ちょっと歩いて参宮線と紀勢本線の分岐点まで行きました(踏切内から撮影)。この先右手方向に行きます。
新宮まではJR東海。ここから和歌山まで2両編成のロングシートが続く本当の地獄。特急も走ってる区間なのでちょくちょく通過待ち。学生くらいしかいない典型的地方区間。基本寝てたけど途中の尾鷲あたりで日の入り、熊野市で15分ほど停まるけど、駅前で食料調達できるところがなかった。熊野古道と熊野大社は行ったことあるけど、個人的に日本有数のおすすめ神社。
新宮からはJR西105系(福塩線の色違い)。全線に渡って客はMAXで5人位。途中駅で3回くらい特急とすれ違ったけど、追い越されはしなかった。進行方向左手にはさぞ綺麗な海が広がってるんだろうと思いながら一面の闇。今回素通りしてるけど、那智の滝・那智大社は熊野とセットで絶対行って欲しい。
しかしこの車両寒冷地仕様じゃないし元通勤路線の安物なので寒い寒い。
昼に買った赤福とビールで飢えをしのぐ。
紀伊田辺からは大阪圏の最南端みたいなもん。広島とかでも増えてきてる227系。和歌山まで行ける終電。途中の主要駅では短距離利用者もちょこちょこ、御坊とか箕島で数人のってくる感じ。紀伊半島一周まであと少し。翌日に続く。
本日の成果(新規乗車区間)
名松線 伊勢市-伊勢奥津 43.5km ※制覇
参宮線 伊勢市‐鳥羽 14.1km ※未乗区間制覇
紀勢本線 多岐‐新宮 137.7km
紀勢本線 新宮‐和歌山 200.km
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