「本当のスタートって」
#日本 で、
終わりよければ全てよし。
という言葉があります。
ようは、
最終的に良い形で終わる事が出来れば、
と言う事なのかもしれません。
でも、
本当にそうなのでしょうか?
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「末」
よく最後にという意味で組み合わして使われる日本語。
#週 の終わりは週末とか、
年の終わりは年末とかですね。
その他にも、何かの先っぽ、末端や、
「末広がり」という徐々に最後にかけて広がって行くという意味でも使います。
実はこれが面白いんですね。
「末」
この言葉を組み合わせるだけで、
終わらせる事も、広げる事も出来る。
#言葉 の面白いところは、
無限の組み合わせを考える事で、
無限の可能性が生まれるという事です。
でも、
実際の言葉と、
私たちが心で感じている事って
まだまだ一緒になれていないのではないでしょうか?
ギリシャ神話の中で、
「希望」
という言葉はあらゆる悪いものが流れ出た後に残ったもの
として語られているそうです。
そう、
本当のスタートというのは、
「終わり」
と思ったとき、
だと私は思っています。
あくまで終わりというのは、
自分が今まで見たり聞いたりした事の範囲の事だけで、
全く新しい事に取り組む事は、
別の話です。
何かを終わらせずに、
その延長線上でやるだけでは、
それはスタートではなく、
ただ一時停止をして、
#再生ボタン を押しただけでと思っています。
私もそうでしたが、
全く何も無くなる事ほど、
新しい事を始める事が出来る環境は無いと思います。
もし、
全てを失って、どうしようもないと思っていた人がいるとすれば、
それこそが新しい出発の入り口だと思います。
むしろ、
何も失わずに、再生ボタンを押すだけのスタートよりも、
全く新しいストーリーを描けるとすれば、
そこには無限の可能性が広がっていますね