「劣等民族」発言はナンセンスなのか
「劣等民族」という言葉に対する批判
→ここで言われる「劣等民族」とは、琉球やアイヌなどを搾取、抑圧する存在としての「日本民族」であろう。この表現が単一民族神話を想起させるという意見は、一方では正しく、一方では誤っている。われわれはこの発言の意図を正確に解釈する必要がある。
「劣等」とはなににおいてかか
→この場合、「劣等」とは道徳的に劣っていることを指す。では、なぜ彼らは道徳的に劣っていると言えるのか?
自民党を支持するのは、ブルジョアとプチブルである。彼らが自民党を支持する理由は、経済的植民地主義によって、帝国主義本国人としての彼らの利益を最大限に享受するためである。換言すれば、彼らの投票行動は収奪を目的としている。また、彼らは自民党に顕著な歴史修正主義や排外主義を称賛・煽動することで、プロレタリアートの国際連帯を切り崩そうとしている。つまり、自民党支持者は、帝国主義本国の利益を最大限に得るためにプロレタリアートに対する反動的攻撃を展開し、国家独占資本主義に迎合する存在である。これらの人々が「道徳的に劣っていない」と主張することは不可能である。青木氏の発言は、日本帝国主義及びその強化を信奉して止まない輩を糾弾するものであり、ブルジョアジーとそれに迎合するメディアからすれば極めて不愉快なものである。よってこの発言を抹殺せんと、バッシングを始めたのだ。
この正義の発言に対し、「ヘイトだ」などと宣うプチブル知識人の限界を乗り越えよう!
ヘイトスピーチの犯罪性は、それが排外ファシズムに転化する可能性にある。では、日帝本国人の犯罪性を挟り出す今回の発言は、ファシズムに転化するか?当然、否である。「ヘイト」を概念的に理解せず、現象的に利用する「自称左翼」は日本帝国の過去のアジア侵略に対し、「私は関わっていないから関係ない」などと主張する極右反動勢力と本質的に同一線上にある。