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老後資金を増やす裏の技

1つ前の記事で401(k)のAnnuity受給スタイルについて、またAnnuityが必ずしも悪くない点を書きました。
「一生涯受給できる定額収入」です。
でももしその定額の収入が足りなさそうだ・・・・という場合どうしますか?

①毎月貯蓄する金額を増やす

401(k)、IRA、Roth IRA、SEPなどなどで貯蓄している場合、毎月のContributionを増やす。
ただし、マーケットに左右されるので必ずしもContributionを増やしたからと言って将来の受給金額が十分になることは保証されていない。

②ポートフォリオ見直し

投資内容を見直して少しリスクを取ってリターン増を狙う。
こちらもマーケットに大きく左右されることになるので、まだまだ退職まで時間がある場合のみ有効。

③別の商品に資金移動させる

私が一番有効的だと思うのは「別のFinancial Product に資金を移動させる」です。
その時にパワーを発揮するのはAnnuityです。
Annuityプロダクトは無数に存在するのですが、手っ取り早く老後資金を増やすには以下のようなプロダクト。

  • 資金移動時にボーナス付与型

  • 一定期間の利回り保証付き

州によって販売認可のプロダクトが違うので実際のプロダクトは書きませんが、探せばどこの州でもあると思います。

ボーナス付与型

Annuityプロダクトの中には資金移動した際に〇〇%のボーナスが付く
プロダクトがあります。
$500Kの資金を30%のボーナス付与のプロダクトに移動させると$650Kになります。
多くのAnnuityプロダクトは最低利回りというものが保証されており、$650Kに増えたところから下がることなく増えていきます。

利回り保証付き

Annuityプロダクトの中には資金移動後〇年間利回り〇%が保証されている
プロダクトがあります。
$500Kの資金を30%のボーナス付与、10年間8%の利回り保証のプロダクトに移動させると10年後には$1,403,301になります。
今後、過去のような利回りが見通せない場合、十分な利回りが保証されているプロダクトに資金移動させることによって確実に増やすことができます。

資金移動後10年経ち$1,403.301を「一生涯受給できる定額収入」にすると、
年間$71,708の生涯年収を確立させることができるのです。
($71,708は実際のプロダクト内でAnnuitizeした際の数字です。そのプロダクトを提供する会社独自の計算式によって出され保証された数字です。)

注意点

Annuityプロダクトを使うことによって将来の生涯年収が確立されるので、
足りない場合どのように補填するのか考えることができます。また十分であった場合、その他の投資で少しアグレッシブになれたりもします。

しかし、Annuityに資金移動するにあたり注意点があります。

Surrender Period & Surrender Charge

早期解約と解約にかかる手数料です。
基本的に資金移動後早期解約すると手数料がかかります。
その手数料のかかる期間、手数料の%は様々ですが、基本的に資金移動後、移動した資金は一定期間動かせないと思った方が良いでしょう。
IRA、Roth IRA、SEPまた過去勤めた先での401(k)を移動させるのであれば、それらのRetirement Planは元々それぞれ引き出しに制限があるので大きく違いませんが、現金預金を使いAnnuityプロダクトを買う際は注意が必要です。
またAnnuityはRetirement Plan同様、59 1/2歳前に引き出す場合ペナルティーがかかります。(Retirement Plan同様 10%)

1035 Exchange

Retirement Planから資金を移動させる場合、現在のプランから資金を引き出して移動させると税金がかかってしまいます。
なので資金移動の際は金融機関から金融機関への直接的な資金移動”1035 Exchange”で行う必要があります。

Suitability test

Annuityプロダクトを買う際はSuitability Testと言うテストがあり、総資産の決められた%までしかAnnuityに入れることができません。
これは消費者を守るためのテストです。

注意点を踏まえ、
現預金をAnnuityに入れるのではなく(可能であれば問題なし!)、
すでにあるRetirement Planの資金を移動させて生涯年収を確立させる。
特に、過去勤めた先での401(k)など、現在進行形で寝てるだけの資産を放置しておくには最適な場所です。

Disclaimer

当ブログの情報において、可能な限り正確な情報を記載するよう努めておりますが、誤情報、情報が古い場合もございます。必ずしも正確性を保証するものではありません。
またここでのアドバイスはすべての人に当てはまるとは限りません。
詳しいご相談は以下よりお願いいたします。
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