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自称「初級者」のトレーダーズ日誌【33日目:2025年3月2日(日)Day】
本日は日本市場が休場日なので、投資活動についての「アレコレ」を投稿しています。今回は「IPO」(新規上場株)に関するお話です。
前提として、小生の開設口座証券会社の状況から。当初「野村證券」、「日興証券」でしたが、その後安価な取引手数用をうたった「マネックス証券」、「松井証券」を開設しました。最近は新NISA制度導入時に購入売買手数料0を打ち出した「SBI証券」、「楽天証券」を開設しました。無論、基本的に「Web取引」です。
証券会社により「IPO」購入資金の申込条件が違っています。「(抽選の)申込時」、「抽選時」、「当選時」、「購入意思表示日」の4種類があります。「申込時」に必要な会社(「野村証券」、「日興証券」、「マネックス証券」)と、「抽選時」に必要な会社(「SBI証券」)、「当選時」に必要な会社(「松井証券」)、「購入意思表示日」に必要な会社(「楽天証券」)となります。
大手ほど顧客数が多いため当選の確率が低下します。最も「IPO主幹事」になっているケースが多く、割当数もそれ相当にあるのですが。。。なかには「マネックス証券」のように「完全自由抽選制」のものもありますが、ほとんど当たらないのが普通です。「SBI証券」はポイント(「IPOチャレンジポイント」)を活用して抽選の確率を上げることができるようになっています。
そのような中、たまに「大当たり」することがあります。「マネックス証券」で、のちにふれる特定口座での「ライフネット生命」と旧NISA口座での「シンプレックスHD」と「TrueData」で当選して、手に入れることが出来ました。「シンプレックスHD」は当初から公募価格を上回って推移し続けて、最近10万円強の「含み益」となっています。一方、「TrueData」は上場直後から「急落」し、長らく公募価格を大幅に下回る「塩漬け株」になっていました。最近同社開発のシステムが「ウェルシア」等に採用されたことや「伊藤忠商事」との資本業務提携したこと等のIRが効き、ようやく「動意」しました。まだまだ公募価格の半分にも達していません。
ちなみにIPO申込の際に、小生は「IPO日記」の記事を参考にしています。IPOに関する情報を網羅(特に事業内容がわかりやすい)していますので、非常に便利で、使い勝手もよいと思います。「上場目論見書」を全て読んで理解してからの申込というのが正当なやり方でしょうが、ものすごい分量の目論見書を読むのも「おっくう」です。そのような場合に「コンパクトな情報量」の「IPO日記」は非常に役に立ちます。
最近は、良さそうな銘柄が上場予定であれば、主幹事を務める証券会社を中心に、「完全自由抽選制」の証券会社等に複数申し込みます。確率は低いのですが、「当選機会」を増やす戦略です。ちなみに現在注目しているのが「ENEOS」連結子会社「JX金属」の3月19日上場です。大型IPOで、直後の値上がりが期待できにくいかもしれませんが、中長期的な成長性に注目しています。当然、当選確率が上がる訳ですから、複数の証券会社に申し込み予定です。大型上場だった「東京メトロ」は、同様の戦略を取ったのですが、外れてしまいました。家族の一人が「マネックス証券」へのIPO申込で、「ビギナーズラック」となり、上場直後に売却、利益を得たので、うらやましく思いました。今回果たして如何に。
その他、IPOと言えば「日興証券」。同社の「地域限定社員」の方とお付き合いさせて頂いている関係で、時々支店に割り当てられたIPO銘柄の「おこぼれ」に預かることがあります。今まで「2銘柄」をゲットしました。Web取引全盛の時代においても、「リアル」のやり取りが生きてくることがあります。その辺の事情についてはまた別の機会に言及したいと思います。
最初に手に入れたIPO銘柄は前述の通り「ライフネット生命」です。自身で初めて口座開設した「マネックス証券」で、IPO募集があり、申し込み、初当選しました。当時の公募価格が1株1000円、TOTAL10万円の投資額でした。グロース市場に2012年3月に上場したものの、しばらく低迷し、最安値は1株291円に低下しました。いつ「損切」しようかと考えていましたが、その内仕事が忙しくなりすっかり忘れていました。約3年前に株価をチェックしたところ、公募価格を若干超えていましたので、しばらく「様子見」することに。最近では、上場来最高値の1株2120円まで上昇しました(直近では「下落気味」で低迷しつつありますが)。いつ「損切」してもおかしくなかった株が、10年以上かかりましたが「ダブルバガー」達成です。インターネットで、安価な保険料で、手軽にという形で上場したものの、時代が追いついてくるのに相当な時間がかかりました。その間、経営層の移り変わりもありました。「事業環境変化」への「アンテナ感度」を磨いておくことの大切さと「経営は人である」ことの重要性を再認識した次第です。また、「中長期的に運用」することの重要性を学ばせて頂きました。正に『待てば海路の日和あり』ということわざを地で行く展開となりました。「グロース株」はどうしても成長に時間がかかります(例外もありますが)ので、「待つことも」大切であると痛感しました。また、「Dayトレーダー」では有り得ない展開で、視点が確実に拡がったことを実感しました。
みなさんも『「IPO」(新規上場株)への申し込み』を「投資戦略」のひとつにしませんか。
では、明日のMorningで! See You