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自称「初級者」のトレーダーズ日誌【12 日目】

2025年2月9日(日)Day

 本日は、「株式市場の休場日」です。その場合、株式にまつわる「アレコレ」を幅広くお届けしていきます。栄えある初回は、『投資家にとって、「不正事案」は「蜜」の味』です。
 企業の「不正事案」が留まるところを知りません。「不正事案」を思いつく限り記載すると「粉飾決算」、「不正会計」、「横領」、「セクハラ」、「パワハラ」、「検査不正」、「水増し請求」、「不倫」、「製造不良」、「製品回収」等になります。皆さんもその他思いつく「不正事案」があるかもしれません。意図的、意図的でないにせよ、一旦「不正事案」が発生すると一般的には企業価値を「棄損」することになります(例外もあり得ますので、後ほど例外にも触れます)。それが明確に表れるのが「株価」です。
 最近動意づいた保有銘柄「ベースフード」に関する「エピソード」を披露したいと思います。主力商品の「ベースブレッド」にカビが生えていたとのことで、回収となりました。当然、株価は「急落」。当時、『完全栄養食』をうたい、一食で手軽に栄養補給ができるので、需要が見込めると判断し、その成長性に目をつけていた銘柄だったので、下落後の「底値」だと判断した日に手に入れました。ところが、そこから下落が続き、「ナンピン買い」をせざるを得ないような状態となりました。その後も、時々「反騰」するものの、継続できずに低迷していました。反転のきっかけはベースフードのCEOと知り合いだったメルコHD牧寛之社長が個人資産で株を買い増し、33.44%保有となったことです。小生にとって、ある意味、株価を支える「ホワイトナイト」のような存在となりました。買い増し期間(10月中旬~11月初旬)は、「急騰」し、630円程度まで上昇しました。その後、また300円台半ばまで調整し、4半期決算発表で、単月「黒字」となり、今後「黒字基調」で推移することが判明したので、「動意」しました。ここしばらくは上昇基調を描いていくと思われます。このエピソードの個人的な反省点としては、底値を「見誤った」点です。今後、「チャート分析」で需給状況を把握しつつ、反転の日に迷わす手に入れる、そこを徹底したく思います。「不正事案」は、「底値」を見極める能力を磨くための「絶好の機会」となります。
 「不正事案」発生で株価が下落する企業がある一方で、中居正広問題で揺れる「フジ・メディアHLD」の株価は「急騰」しています。「不正事案」が発生したにもかかわらず、なぜ「急騰」したのでしょうか。理由は3つあると思います。1つ目は問題発生時にPBR(株価純資産倍率)「0.47」で非常に「割安」であったこと=これ以上株価は下がりにくいこと判断できること、2つ目は収益構造が「TV広告部門」に頼らずに「不動産部門」で稼いでいることが「白日の下」にさらされたこと、3つ目は「物言う株主」の提案で、「企業ガバナンス改革」が早急に進行しそうなことです。今後の第三者委員会の報告を踏まえて、「企業ガバナンス改革」がどのように進み、「楽しくなければテレビじゃない」と一世を風靡した「フジテレビ」が復活するのか、引き続き株価が上昇し続けるのかが「注目」です。
 以上の事から、「不正事案」が起きた際に、まず経営にどの程度の影響を及ぼすのかを見極める必要性があります。最悪「倒産」に至る訳ですから。ただし、多くの企業は、不正後の改革で「復活」の道を歩んでいますので、好業績を現在上げている、あるいは好業績を上げる可能性がある企業と判断すれば、迷わず株価を「底値」で手に入れる「チャンス」となります、そのような意味において、『投資家にとって、「不正事案」は「蜜」の味』です。
 では、明日のMorningで! See You

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