自転車キャンプ
今回は自転車キャンプがテーマです。
バイクキャンプ(bikecamp)とかチャリキャンとか言います。
自転車でキャンプっていうと「なんでわざわざ自転車で?」という反応が大半。
自転車キャンプの何がおもしろいのかをなるべく言語化したいと思い書き始めましたが、何とも表現が難しい!!
やさしい気持ちでお読みくださいね。
荷物はなるべく自転車におまかせ
チャリキャンで欠かせないのがバイクパッキング。
前回の記事で紹介しましたが、専用のキャリアやラック無しで荷物を積載できるシステムです。
自転車の走行性能をある程度確保しつつ、身体への負担も軽減できます。
バックパック(リュックサック)も便利ですが、あまり重いと時間の経過とともに身体に効きます。
夏場は背中が暑くて汗だらけになり、それだけで体力が削られます。
半面、冬場は防寒になりますが。
もちろん、従来の自転車旅のように、キャリアやラックを取り付け、大容量のパニアバッグやサイドバッグを使ったり、カゴを使うのも有りです。
グラベル(未舗装路)や狭い道を通るのにバイクパッキングが断然有利ですが、従来の自転車旅の仕様との組み合わせも魅力的です。
キャンプ場へのアクセスもアクティビティ
自転車キャンプの魅力の一つがキャンプ場にアクセスするサイクリングの時間。
風景を眺めたり、気になるお店に立ち寄ったり、細い路地や林道に迷い込んだり、キャンプ場までの移動がアクティビティになります。
ルートの設定の仕方次第でいつものサイクリングよりもアドベンチャー感を増したり、短い距離でキャンプの食材を購入するのを重視したり、アクセスをより楽しく演出できます。
そしてなんと言っても、ルートを調べ、自分を動力にして自転車で目的地のキャンプ場までたどり着いたときの達成感と安堵感が最高です。
僕の場合はキャンプ場まで20kmから50km前後で行けるルートが大半です。
大した距離ではありませんが、脳内は長距離を旅するアドベンチャーライドに変換されています (笑)
制約が個性を生む自転車キャンプ
自転車キャンプの場合、自動車で行くよりもキャンプ装備が圧倒的に少なくなります。
荷物の制約があるので、「キャンプで何を楽しむか」によって持っていく物に結構個性が出ます。
例えば寝床。
自然のなかである程度、安心して快適に過ごしたいならダブルウォールのテントにエアマット、寝袋というチョイスでしょうね。
さらにコットを使うのも。
ワイルドに野営に近い方法だと、タープ泊とかタープ+ハンモック、ビビィサックだけとか。
僕の場合は軽量性と自然との一体感からなるべくタープ泊をチョイスしています。
夏は虫対策、冬は防寒対策が必要ですね。
料理も選択肢はいろいろ。
食事を重視するとなるとクッカーや調理器具、食材で道具がグーンと増えます。
レトルト食品やインスタント食品という人も多いでしょうね。
僕の場合は地域特産の肉や野菜を焼くときもあれば、便利なレトルト食品と炊飯の組み合わせもあり。気分や荷物に応じていろいろです。
そして、キャンプといえば焚き火。
健康面で焚き火に問題がない方には、自転車キャンプでの焚き火はすごくおススメです。
焚き火しながら今日一日のサイクリングを振り返ったり、お酒やコーヒーを飲んでリラックスしたり、もちろん料理もいいですね。
僕の場合、自転車キャンプで焚き火はマストになっています。
焚き火道具を増やしたいがために、ほかの道具を減らしたりします。
でも、最初の自転車キャンプでは、テントを張り、ガスバーナーでお湯を沸かしてレトルト食品を温め、米を炊き、テント内でひたすら読書をするという楽しみ方でした。
少しずつ道具を増やしたり、新しいことにチャレンジしたりしています。
隠れたメリットは経済性
よく「沼」という言葉が使われるように、キャンプ道具にはとにかく魅力的なものが多い!!
本当に見れば見るほどみんな使ってみたくなります。
でも自転車キャンプの場合、おのずと積載量が限られてくるので、必要性と軽さや大きさがポイントになります。
そう、制約のあるなかで道具を選ぶので衝動買いが減ります (笑)
経験上、決して衝動買いがゼロにはなりませんが。
経済性は◎ではないかと思います。
自転車キャンプという制約のある積載量の範囲で、いかに自分のキャンプの理想を達成していくか。いかに道具を工夫するか。
ここは難しさと感じるかもしれませんが、おもしろみにも直結します。
僕の場合は
実は僕、自転車以外でキャンプしたことがありません。
自転車に乗りはじめてからキャンプを始めたんです。
しかも、もっぱらソロキャンプです。
誰かとキャンプらしいキャンプをしたことがありません。
これはあくまで僕の場合ですが、
子育てや仕事で誰かのために使う時間が多い普段の暮らしの中で、自転車キャンプは自分のための時間を満喫できる最適な遊びです。
気持ちのリフレッシュと多くのアイディアが自転車キャンプで生まれます。
自分を動力にする自転車とキャンプは、僕にとって達成感と一人の開放感を同時に味わえる唯一無二の楽しみになりました。
キャンプで得られるものは人それぞれなので、もっと違った魅力がたくさんあるはずです。
自転車キャンプで気をつけること
僕の場合の楽しみ方は置いておき、みんなでワイワイと楽しむ自転車キャンプもおもしろそうです。
そのうち、自転車キャンプのイベントにもトライしてみます。
グループキャンプも体験してみたいので。
最後に、自転車キャンプで気をつけたいことをいくつか。
・天候をとにかく気にして無理をしない!
・無理な距離でルートを組まない!
・キャンプ初心者は事前にテントなどのキャンプギアを練習しておく!
まずはキャンプ場や公園でお湯を沸かし、コーヒーを飲んでみることから楽しんでみてはいかがでしょうか。
機会をつくって栗原市と周辺のキャンプ場を紹介しますね。
さぁ、自転車キャンプにレッツゴー!!