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【日記#11】その純粋さがたまらない

冬の怖い話大会

水曜日、知り合いの小学生A・Bと怖い話をしていた時の出来事。

前回と同じ肝試しをしたが、やはり怖かったらしくすぐに引き返した帰り道。
物足りなさから怖い話をしようということになった。

しかし、有名な都市伝説などはほとんど知り尽くしているらしく、みんながいる場所に帰ってきてからスマホで「意味がわかると怖い話」を調べることにした。

短文の話を読むたびに、小学6年生のAとは「あーなるほどな」とお互いうなずいたり、「これってこういうことかな?」と考察したりしてから解説を読んで楽しんでいた。
小学5年生のBは横で静かに聴いていたが、理解しているのかが謎だった。

確認してみたら

しばらく読んでいると、「タクシー」という話が出てきた。

簡単にまとめると、
「残業で疲れた会社員がタクシーに乗り、『家まで』と言った後に寝てしまったが、運転手に起こされて気付くと家に着いていた」
という話。
つまり、会社員は『家まで』としか言っておらず、住所も分からないのに家まで届けてくれた運転手は何者だったのか…というのがオチ。

割と定番のオチかもしれない。

Aとは、「あーそのパターンね!」と納得していた。
その時、ふとBが本当に理解しているのか気になり、「B、今の意味わかった?」と聞いてみた。
するとBは自信満々に答えた。

B「…つまりそのタクシー運転手は、めっちゃいい人ってことやん!!」

なんだそれは。
Aと一緒に笑い転げてしまった。

おそらく、この話の意図はそこまで理解していないというか、本人にはどうでもよかった可能性もある。

ただ、僕はその子の純粋無垢な感じが、たまらなく愛しくなった。
思わず「Bは可愛いな…」と感想が出た。

若干ヤンキー気質があり口の悪いBだが、その可愛さはいつまでもそのままでいてほしい。

そう願う、14年前に小学生をしていた僕だった。

もう14年経つんだ…。

※先週の肝試しに関する記事↓

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