【日記#50】2月8日〜みぞおちの恐怖〜
この日は、スパーリングメインでずっと実践的な練習をしていた。
最近は、ローキックを受けたり、顔を殴られたりする恐怖も少しずつ受け入れられる時が出てきたし、仮に打撃が当たって痛いと感じても、あまり顔に出さずにいられることも増えてきた(それでもまだ怖がってはいるが)。
でも、やっぱりどうしても慣れないのが、みぞおちへのダメージ。
この日も、相手の蹴りがバチンと刺さってしまうことになる。
しかも、一度のスパーリングで2発も。
1発目は、まだギリギリ耐えた。
とはいえ、キツくて苦し紛れのタックルにいって誤魔化すしかなかったけれど。
2発目、これは流石に顔に出てた気がする。
なんというか、一瞬息ができなくなって動きが止まった。
思い出したかのようにまた苦し紛れにタックルするも、全く倒せず息つく間がない。
まあ、息つくどころかできてなかったけど。
そして、そのまま打撃の撃ち合いみたいになった。
ただこの時間が辛くて、人間の本能なのか分からないけど、胴体を守ろうとしてガードが全然上がらない。
つまり、顔を無防備に打たれてしまう。
攻撃するか、ガードするかしたいけど、どうしても腕が上がらない。
ここまでくるともう何も考えず、とにかく腕を動かそうと思って振り回す感じになった。
最後はあまり記憶がないけど、組合いから倒れた時に下になってしまい、「うあああああああ」と叫びながら暴れてようとしていた気がする。
ちょうどその時時間切れで終了。
「いっだあああああああああああいい!!!」
と、思いっきり寝転がりながら叫んだ。
我慢してたけど、ずっと痛かった。
みぞおちって何であんなに痛いんですかね。
でも、始めたての頃は1発で転がっていたと思うし…そう思うと成長してるのかもしれない。
無意識にみぞおちにダメージをもらっても、平然としていられるタフネスが欲しいと改めて感じた。