イギリスに荷物を送ってわかったこと
イギリスにいる息子から連絡がきた。
「寒くなってきたから、セーターを送ってほしい」
日本を発つときに持っていったんじゃない?とおもったけど、まあいいかと枚数を揃えて荷造りをした。
すると数日後、
「お菓子やカッブ麺も食べたい!」と息子。
んーっと思いながら買い足すことに。
その他にもほしいものがあるだろうと、思いつくままいろいろと追加する。わたしはここで、外国に荷物を送ったことがないことに気がつく。
どうやって送るんだろう?
宅配?
郵便?
どうしょう……?
近くの郵便局で聞いてみた
とにかく聞いてみようと近くの郵便局へ。
現時点(2022年10月6日現在)で物品をイギリス宛に送るには「船便扱い」か「EMS(国際スビード郵便)」しか選べない。
「船便扱い」ではあちらに届くまでに2〜3ヶ月かかるという。しかし「EMS(国際スピード郵便)」なら7日前後。だったら「EMS(国際スビード郵便)」しかないでしょう!!
さらにわかったことは、外国に送る荷物にはどうやら規制があるらしいこと。例えばスプレーや香水などの可燃性の危険物は国際郵便で送ることができない。
また国ごとの規制として、送ることができない「禁制品」があるらしい。
イギリスでは「卵及び卵製品」「乳製品」「肉及び肉製品」「はちみつとはちみつ製品」などが禁制品になっている。
送れないものがあるなんて知らなかった!
わたしは一度つくった荷物をすべて段ボールから出すことにした。
ここでわかったことは、肉片や肉エキスが入った「カッブ麺」、「乳製品」が入った「せっけん」、はちみつが入った「のど飴」が送れないかもしれないということ。
ネットでいろいろ調べたけれど、
「送れる」
「送れない」
どちらの意見もあってわからない。
わたしが出した結論は
「疑わしいものは、送らない。」
息子にも食べたいものがあるかもしれないけど、何か問題が発覚して荷物の到着が遅れると困るのでは?と考えた。
息子に理解をしてもらって
「カップ麺」の代わりに「ごはん」
「マヨネーズ」は卵不使用のもの
のど飴は「はちみつ」が入っていないもの
「せっけん」も牛乳成分が入っていないものに変更して送ることにした。
しかし発送準備はまだ終わらない
郵便局の「国際郵便マイページサービス」にログインして、送付ラベルとインボイス(内容品のリスト)をパソコンで作成しなくてはならない。(スマホでも可能らしい)
※2022年6月20日から、ヨーロッパあての国際郵便で物品を送る場合、通関電子データの送信が義務化されたからだ。(なお、アメリカ宛については2021年1月から義務化されている)
段ボールに入れたものを再び出して、中になにをいれたのかリストアップしなくてはいけなくなった。
ラベルもインボイスも全部英語で記入しなくちゃいけないし。
あーっ面倒になってきた!
インスタント味噌汁は「Instant Miso Soup」
おはしは「Chopsticks」
おもちは「 Mochi Rice Cake」
慣れないために手間取った結果、ラベルとインボイスの作成で丸1日かかってしまった。
さあ、もう一度梱包し直して郵便局へ!
窓口では、自宅でプリントアウトしたラベルとインボイスを確認してもらう。インボイスに関してはひとつひとつ口頭で確認。入っているものに禁制品がないかもチェックする。
やっと無事に発送できる!!わたしは安心して財布を手に取った。
でもここで最後のハプニング!
なんと「お金がたりない!?」
荷物の重さは7㎏と、もうすこし。
15,000円くらいかなと思っていたら
19,300円だったのだ。
あわてて郵便貯金からお金を引き出して支払い完了!
EMSの送料には2022年6月1日から「特別追加料金」が適用されていたのだ。
知らなかったよ!!
さいごに
すこし料金はかかったけど、これも異国でがんばる我が子のため。
息子よ。荷物を送ったよ。1週間前後で届くらしい。
たくさんは送れないけれど母の気持ちです。受け取ってくださいね。
※以上はわたしの体験談です。より詳しい情報は郵便局のホームページをご覧下さい。