てあて
読んで字の如く
手を当てる
それだけの行為
技術も道具も何にもいらない
だけど…
小さい頃の遠い記憶
誰もがあるだろう経験
体調が悪い時、
患部をやさしくさすられたら
不思議と痛みが和らいだ
悲しい時、
頭をなでられたら
不思議と元気になった
緊張や不安でいっぱいの時、
ポンッと背中を叩かれたら
不思議と勇気が出た
イライラが募るそんな時、
そっと添えられたら
不思議と笑顔になった
そんな魔法の手に私もなりたい
と、ずっと思っていたけど…
相手を想い、優しく手を当てる
誰もが先が見えず
不安でいっぱいの今だからこそ
必要なのかもしれないな