暮瀬堂日記〜熊蜂
午後四時半、退勤して帰途に就く。
自転車で三分程でマンションの前に来ると、熊蜂が転がるように、街路樹の花を移ろっていた。黒い体は音符のようで、花から花へ音を奏でてるかのようだった。
熊蜂やでんぐりがへり木から木へ
熊ん蜂ト音記号を捜しゆく
何とも愛らしい姿であった。
(旧暦五月二十日 小暑の節気 温風至る候)
午後四時半、退勤して帰途に就く。
自転車で三分程でマンションの前に来ると、熊蜂が転がるように、街路樹の花を移ろっていた。黒い体は音符のようで、花から花へ音を奏でてるかのようだった。
熊蜂やでんぐりがへり木から木へ
熊ん蜂ト音記号を捜しゆく
何とも愛らしい姿であった。
(旧暦五月二十日 小暑の節気 温風至る候)